司牡丹じゃあ、毎年その年の一番最初の新酒が搾られる頃あたりに、玄関の「酒林」を新しいもんに入れ替えるがよ。
ちなみに「酒林」たぁ、「酒甫手(さかぼて)」と言うたり、「杉玉(すぎだま)」と言うたりもするけんど、杉の葉で作られた酒造場のシンボルながやき。
ワラの芯を作って、そこに杉の葉を大量に突き刺していき、最後に丸うに刈り込んで完成するがよ。
昔っから杉は、お酒の神様の御神体とも言われよったき、今年も安全に美味しいお酒が醸されますようにっちゅう祈りを込めて、毎年青々とした「酒林」が、新たに軒に吊るされるがやき。
吊るした当初は、このように青々とした緑色やけんど、日が経つにつれて次第に茶色うなっていくがよ。
緑色の酒林が吊られたら、町行く人らあが新酒を搾りはじめたことに気づくっちゅう合図でもあり、「酒林」が茶色うなるに従うて、お酒も熟成していくっちゅうことながやき。
ちなみに毎年「酒林」用の杉の葉を取らいていただきゆうがは、仁淀川町の「秋葉神社祭礼練り保存会」会長で「秋葉まつりの里会館」館長の片岡さんのところやき、今年は片岡さんと仁淀川町役場の企画振興課の方らあが、町の広報紙の取材に来られちょったがよ。
作業としちゃあ、まずは玄関看板下のメインの大玉の「酒林」を吊るし替え、そこに「寿」の熨斗を付けて、大玉の完成ながやき。


続いては小玉の方を吊るし替えて、こちらも「寿」の熨斗を付けて完成ながよ。


さあ、令和5酒造年度の酒造りも、これからいよいよ本番に入っていくがやき。


ここ数年はコロナ禍で、まっこと日本酒業界は未曾有の危機にさらされちちょったけんど、土佐の高知は朝ドラ「らんまん」効果で、いち早うに復活してきゆうがよ。
辺り一面に漂う「新・酒林」の清々しい杉の薫りを匂いよったら、背筋がシャッキと伸びて、凛とした気概が湧いてきて、今酒造年度こそコロナ禍以前を超えるばあに復活するっちゅう確信も湧いてくるき、不思議なもんながやき。
ちなみに、「酒林」にゃあ「栄える」っちゅう意味もあるきに、一般の皆さんにとったち、こぢゃんと縁起がえいがよ。
是非皆さんも、司牡丹玄関に吊るされちゅう縁起のえい「新・酒林」の、清々しい杉の薫りを匂いにお越しくださいや!
さて続いては、11月6日(月)の19時からは、高知駅近くの「フラタチャイナ」さんにて、昭和37年生まれの同級生の集まり、「37の会(みなのかい)」の、第202回目が開催されたがやき。


前々回は記念すべき200回目で、前回は201回目やったき、今回は202回目っちゅうことで、18名のメンバーが集まったがよ。
ほんで、初回からズーッと幹事役の真理ちゃんから、開会のご挨拶があったがやき。

続いて、まずはビールらあを注文し、今回は堀川くんの発声にてみんなあで乾杯して、宴席がスタートしたがよ。

まずは「前菜盛合せ」が登場したがやけんど、これが見た目もなかなかえいし、チャーテ(ハヤトウリ)やコリンキーらあの野菜をふんだんに使うちょって、味つけも絶妙やって、さらに酒の肴としたちバッチリやったもんやき、ちくと感激やったがやき。

ワシゃあ早速、「マキノジン」のソーダ割を注文さいてもうたがよ。
お次の「魚料理」は、どこに魚が入っちゅうろうと思うたら、ソースの下の緑色の求肥(ぎゅうひ)みたいながの中に、鮭の細切れが入っちゅうようで、これまたモチモチ食感がユニークで、美味しかったもんやき、「マキノジン」ソーダ割が進んでしもうたがやき。

当然、周りの同級生なかまらあとのバカ話も盛り上がりまくったがよ。
みんなあもう還暦を超えちゅうもんやき、誤嚥してムセルことらあが多うなったじゃあ、耳が遠うなったじゃあ、いろいろ役に立たんなってきたじゃあ、情けない話題らあで盛り上がったがやき。
続いては「揚物」が登場し、これまた美味しゅいて、しかも「マキノジン」のソーダ割がバッチリやって、ガンガン進みまくって、会話もさらに弾みまくりになったがよ。

お次は「肉料理」やって、またまたワシゃあ「マキノジン」ソーダ割が進みまくり、みんなあの酔っぱらい具合も進みまくって、大盛り上がりになったがやき。

21時ばあにゃあ、〆の「おにぎり」と「味噌汁」が登場し、これまた優しゅう癒されるような沁みる美味しさやったがよ。


こうして21時半ばあにゃあ、みんなあ集合して記念写真を撮影し、大団円のお開きとなったがやき。

「フラタチャイナ」さん、美味しいお料理と素敵な場を、まっことありがとうございました!
ちなみにその後は、2次会で「ばぁこのばぁー」に行って、みんなあでカラオケ歌合戦となって行き抜けてしもうたがは、そりゃあ当然の流れやったがぜよ。
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司牡丹酒造株式会社