2023年11月19日

幸せの言の葉<1761>

「悟りっちゅうこたぁ、いかなる場合やち平気で死ぬることやのうて、いかなる場合やち平気で生きちゅうことながぜよ。」(正岡子規)


俳句、短歌、新体詩、小説、評論、随筆らあの多方面にわたり創作活動を行うて、日本の近代文学に多大な影響を及ぼした、明治を代表する文学者の1人、正岡子規(1867〜1902)さんの言の葉ながやき。


時代劇らあじゃあ、こぢゃんと立派な武士が、完全な負け戦に平然と臨んだり、何のためらいものう平然と切腹したりっちゅう場面が、よう描かれちゅうがよ。


そんな武士の姿は、いかにも悟っちゅうように見えるもんやき、いかなる場合やち平気で死ぬることができることこそが最高の悟りやっちゅうて、勘違いしてしまう人が少のうないがやき。


けんど実は、本当に人間として最高に素晴らしい悟りたぁ、いかなる場合やち平気で死ぬることらあじゃあのうて、その逆の、いかなる場合やち平気で生きちゅうことながよ。


確かに、いかなる場合やち平気で死ぬることができる人っちゅうんは、それなりに悟っちゅうがやろうけんど、実はそりゃあある意味無責任なことで、ある意味あの世に逃げることながやき。


いかなる場合やち平気で死ぬることができるばあの覚悟が持てるやったら、もう一歩進んで、いかなる場合やち平気で生きちゅうばあの、あの世に逃げることのう最期まで責任を持って生ききる覚悟を持っちゅう人の方が、100倍も素晴らしいし、100倍もカッコえいし、100倍も悟っちゅう人ながぜよ!




Posted by tsukasabotan at 09:00│Comments(4)
この記事へのコメント
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Posted by EXATDzNO at 2023年11月20日 19:38
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Posted by kFuQNxmML at 2023年11月20日 19:38
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Posted by HlrsXLFhD at 2023年11月21日 22:42
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Posted by ABPvHiQMRx at 2023年11月21日 22:42