11月11日(土)は、琴平バス株式会社の高知県担当の仰木さんからの依頼で、オーストラリアからの観光客の皆さんを対象に、「司牡丹と土佐の食のペアリング体験」を「草や」さんにて開催したがやき。
実は昨年12月17日(土)に、仰木さんと高知県観光コンベンション協会の地場さんと、オーストラリアの旅行会社勤務でフード&トラベルライターでもありジャパンスペシャリストでもあるJANE LAWSONさんと、ワシとの4人で「十刻(ととき)」さんにて、土佐の食と司牡丹のペアリング体験を開催したことがあったがよ。
そん時JANEさんは、オーストラリアのお客様を集めての高知県旅行を計画中で、その目玉が司牡丹の日本酒と土佐の美味しい料理とのペアリング体験っちゅうことやったき、まずはご自身で体験したいっちゅうことで開催されたもんやったがやき。
ほんで、そん時のペアリング体験がJANEさんに大好評やったっちゅうことで、今回初めてのそのツアーが実現したっちゅうことながよ。
ほんで今回は、ツアコン役の日本語片言のJANEさんと、通訳の仰木さんとオーストラリアからのお客様の女性4名が参加されたっちゅうわけながやき。
まずワシゃあ17時過ぎばあに会場の「草や」さんに到着し、大将の和田さんと、ちくと料理とお酒の順番らあについて打ち合わせをさいてもうたがよ。
仰木さんも到着され、ちくと全体的な打ち合わせをしたがやき。
ほんで、18時にゃあJANEさんと4名のお客様らあが到着されたがよ。
まずは、ワシゃあ皆さんに簡単にご挨拶さいてもうて、英語名刺を配らいてもうたがやき。
早速乾杯のお酒、「司牡丹・酒槽搾り純米大吟醸」を、ワシが皆さんに注いで回らいていただき、このお酒で乾杯したがよ。
皆さんからは、「デリシャス!」「フルーティ!」らあの感嘆の声が上がったがやき。
★「司牡丹・酒槽搾り純米大吟醸」(純米大吟醸原酒)
●「柿のおしらえ」「四万十鶏むね肉&茄子の素揚げ甘辛ソース」
まずは「柿のおしらえ」が登場し、こちらのお料理と「酒槽搾り」をペアリングしていただいたがよ。
「柿のおしらえ」の味わいにこの酒の芳香と品格の高さが加わり、グッと深みが増したように感じられ、皆さん大悦びやったがやき。
さらに続いて、「四万十鶏むね肉&茄子の素揚げ甘辛ソース」も登場し、その生姜と白ネギとゴマ油の効いた甘辛ソースの風味が、見事に四万十鶏のうま味と茄子のうま味を引き立てて、うまいことうまいこと!
さらにそこに、「酒槽搾り」を合わせりゃあ、グンと格が上がったかのように美味しさ倍増ながよ!
ワシのコメントを英語で通訳したり、皆さんからの感想を日本語で通訳したりして、仰木さんも大忙しやったがやき。
ちなみに仰木さんは、「土佐酒アドバイザー」の資格も取得されちゅうきに、日本酒の説明の通訳らあはバッチリながよ。
お次は、「刺身」に合わせて、2つの日本酒を登場さいたがやき。
★「司牡丹・花と恋して」(純米吟醸酒)
★「船中八策・ひやおろし」(超辛口・純米原酒)
●「刺身」(カツオ、イサキ、ネイリの葉にんにくヌタ掛け、マダイの昆布〆、シマアジの柚子〆紫大根巻き)
「カツオ」と「ネイリの葉にんにくヌタ掛け」にゃあ、「船中八策・ひやおろし」を合わせ、その他の「刺身」にゃあ「花と恋して」を合わせて堪能していただいたがよ。
お客様のお1人に、ロンドンに本部を置く世界最大のワイン教育機関「WSET」(Wine & Spirit Education Trust)の日本酒コースを受講されちゅう方がいらっしゃり、その方とJANEさんは、「船中ひやおろし」の香味のバランスの良さと、刺身との相性の良さを大絶賛やって、質問がドンドン出て盛り上がったがやき。
また、刺身にゃあ、土佐の酢みかんの直七が添えられ、さらに高知県産のフィンガーライムの粒が振りかけられちょって、こぢゃんとえいアクセントになっちょったき、そのあたりの説明らあもさいてもうたがよ。
ほいたら、フィンガーライムはオーストラリアが原産やっちゅうことやって、皆さん大悦びやったがやき。
刺身の量も結構あったけんど、皆さんそのペアリングの美味しさに、箸も杯もガンガン進んで、あれよあれよっちゅう間に、一切れ残らずペロリと平らげちょったがよ。
★「司牡丹・仁淀ブルー」(純米酒)
●「ムツの天麩羅・四方竹の天麩羅・人参葉の天麩羅」
続いては、「仁淀ブルー」と「天麩羅」のペアリングながやき。
天麩羅にゃあ、土佐の酢みかん直七を搾りかけていただくがやけんど、この直七果汁の酸味が天麩羅に加わることで、素材のうま味がグッと際立ち、さらにこの酒「仁淀ブルー」の酸味とも絶妙に響き合うて、極上のマリアージュが生まれるがよ。
これまた皆さん、その美味しさに感激されちょって、満面満開笑顔の花が咲きまくりやったがやき。
★「二割の麹が八割の味を決める」(純米酒)
★「船中八策・ひやおろし」(超辛口・純米原酒):常温(20℃程度)
●「四万十ポークの低温ロースソテー&土佐あかうしの藁焼き・赤柚子胡椒」
メインディッシュの肉料理は、「四万十ポークの低温ロースソテー」と「土佐あかうしの藁焼き」の2品で、どちらにも赤柚子胡椒が添えられちょったがよ。
ほんで、「四万十ポーク」にゃあ「二割八割」を合わせ、「土佐あかうし」にゃあ再び「船中ひやおろし」を、今度は常温にして合わせて、ご堪能いただいたがやき。
まず「四万十ポーク」は、低温調理されちょって、トロケルばあ柔らこうて、豚肉ならではの甘味がこぢゃんとジューシーで、「二割八割」のバナナ系の香りと輪郭のある爽やかさと心地えい膨らみが、バッチリの相性で寄り添うて、お互いの美味しさを引き立て合うたがよ。
お次の「土佐あかうし」は、その赤身のうま味に藁焼きの燻した風味と牛蒡の素揚げの風味が加わり、極上のハーモニーを奏でよって、そこにさらに「船中ひやおろし」常温のよりリッチになったたっぷりのうま味が加わり、まさにフルオーケストラの交響楽団のような、天にも届くかの美味しさやったがやき。
皆さんもはや、満面満開全身笑顔で、幸せ感満載状態やって、大盛り上がりに盛り上がったがよ。
●「ジャコと大根葉のなめしご飯」「味噌汁」
20時ばあにゃあ、〆のお食事が登場したがやき。
この、「ジャコと大根葉のなめしご飯」と「味噌汁」の味わいは、まっこと懐かしゅうてホッコリ和んで癒される味わいやったがやけんど、これがオーストラリアの方々に伝わるろうかと思いよったら、どうやら似たような感覚を体感されゆうようやったがよ。
ご飯と味噌汁の和み効果は、世界に伝わるっちゅうことながぜよ!
ここで、これまでに出された司牡丹の5アイテムをズラリ並べて、撮影大会やったがやき。
お客様から、「酒槽搾り」のおかわりのリクエストもあったがよ。
皆さんにどのお酒が一番好きかをたずねたところ、一般のお客様3名は「酒槽搾り」で、「WSET」受講者の方とJANEさんは、「船中ひやおろし」やったがやき。
だいたい世界中どこやち、一般の方々は「大吟醸酒」好み、プロの方々は「純米酒」好みやっちゅうパターンが多いがやけんど、オーストラリアもやっぱし同じ結果となったがよ。
皆さんに写真撮影の許可をもうて、記念写真も撮影さいてもうたがやき。
●「柚子アイス」
20時半ばあにゃあ、デザートの「柚子アイス」が登場したがよ。
これまた、だいたい世界中で「柚子」の風味は絶賛されるがやけんど、やっぱしオーストラリアも同じようで、皆さんに大好評やったがやき。
しもうた!「山柚子搾り」(リキュール)を、ここで出せたら最高やったに!残念!
こうして大盛り上がりのうちに、20時半過ぎばあにゃあお開きとなったがよ。
JANEさんを筆頭にオーストラリアの皆さんは、大大満足の満面満開全身笑顔のまんまで、帰路につかれたがやき。
JANEさん、ご参加いただけましたオーストラリアの皆さん、仰木さん、まっことありがとうございました!
そして「草や」の皆さん、素晴らしいお料理と空間を、まっことありがとうございましたぜよ!
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司牡丹酒造株式会社