11月13日(月)は、まずは高知県立大学からの依頼で、文化学部の全学年を対象とした「学内業界研究ガイダンス」の酒造業に関する特別講師を担当さいてもうて、14時40分から16時10分まで、県立大学永国寺キャンパス教育研究棟にて講演さいてもうたがやき。
ちなみに、「学内業界研究ガイダンス」は今年から新たにスタートした催しらしゅうて、ワシ以外の業界と講師は、10月23日が「保険業界を含めた金融業全体」(生命保険協会高知県協会 事務局長多田村佳史氏)、11月6日が「建設業」(高知県建設業協会 専務理事・事務局長川上勲夫氏)、11月20日が「旅館・ホテル業」(株式会社三翠園 代表取締役社長中澤清一氏)っちゅうラインナップらしゅうて、その他の業界も調整中らしいがよ。
ほんでワシゃあ「酒造業」の担当で、高知県酒造組合理事長として、登壇さいてもうたがやき。
授業開始のチャイムが鳴り、20名の学生さんらあが集まった教室にて、まずは高知県立大学 学生・就職支援課の原田さんの前ふりがあり、早速パワポを使うてワシが講演をさいてもうたがよ。
ちなみに、皆さん教室の後ろの方ばっかしに座っちゅうがは、教室中程にあるモニター画面の方が見やすいきにやっちゅうことやったがやき。
さて、ワシの講演タイトルは、ここ最近絶賛講演中の「食・酒・人・宴で土佐の未来を創る〜食が美味しい!酒が旨い!人が明るい!宴が楽しい!〜」ながよ。
まずは「司牡丹のSTORY」っちゅうことで、「司牡丹の歴史や由来」、「日本を創った偉人たちと司牡丹」らあについてや、「司牡丹の水のSTORY」、「司牡丹の米のSTORY」、「司牡丹の技のSTORY」、「司牡丹の心のSTORY」らあについて、それぞれ語らいてもうたがやき。
お次は、「土佐の風土の食のSTORY」について、語らいてもうたがよ。
鮮度抜群の山・川・海の幸に日本一恵まれた高知県の、まずは山の幸にゃあ、<春>イタドリ<夏>リュウキュウ<秋>柚子<冬>葉ニンニクらあがあるがやき。
次に、川の幸にゃあ、<春>川エビ<夏>鮎<秋>ツガニ<冬>川ノリらあがあり、海の幸にゃあ、<春>ドロメ<夏>初鰹<秋>サバ<冬>ウツボらあがあるがよ。
さらに、土佐の高知にゃあ独特の豊かな食文化があり、土佐の酢みかん文化(柚子、ブシュカン、直七らあの香酸柑橘類を酢として多用する文化)と、土佐寿司文化(柚子酢を酢飯に使うた野菜寿司「土佐田舎寿司」等、何でも寿司にすると言われるばあ多様な郷土寿司文化)らあが存在しちゅうっちゅうて、語らいてもうたがやき。
続いては、「土佐酒のSTORY」(〜なぜ今、土佐酒が一番面白いのか?〜)ながよ。
なんで今、土佐酒が一番面白いがかっちゅうたら、まずは「そんな風土・地域性・食文化と密接につながった辛口酒が頑としてベースにある」っちゅうことが根本で、それをデータで証明しもって、まずはお話さいてもうたがやき。
そのベースの上に、「真逆の酒質である超甘口酒(CEL24)も各社から発売されいずれも大人気!」、「バラエティに富む高知酵母と県産米らあを駆使し18蔵ならではの個性が豊か!」、「分析結果等を共有し全体のレベルの高さ日本一!その証明!昨年度全国新酒鑑評会入賞率・金賞率ともに日本一!」、「産官学が連携(土佐酒振興プラットフォーム)し常にブラッシュアップ!米も酵母も、未来品質も!」、「土佐酒として一丸となったブランドコンセプト(TOSA NAKAMA SAKE)が明確!」、「世界初のユニークな取り組み!宇宙酒、深海酒、宇宙深海酒!」、「『なかま』を広げるツール『酔うちゅう部』も誕生!さらに世界へ!」、「園芸王国である土佐ならではのリキュールもバラエティ豊富!」、「あちらからもこちらからも応援者続出!天も土佐酒を応援?!」(2023年春の朝ドラ「牧野富太郎」!2025年あたりに、「dancyu」植野編集長が発起人となった映画「おきゃく(OKYAKU)」公開予定!)……ちゅう面白いネタがズラリとあるっちゅうことを紹介さいてもうたがよ。
お次は、「土佐『人』のSTORY」で、見ず知らずの人にやち悦んで奢る、太陽のように底抜けに明るい県民性らあについて、語らいてもうたがやき。
続いては、「土佐の宴のSTORY」で、日本じゃあこぢゃんと珍しい「外飲み」が大好きな土佐人についてや、料理も杯も席も「なかま」(シェアの意味)にして、お座視遊びまで飛び出す世界一楽しい宴についてらあを語らいてもうたがよ。
ほんで、「食が美味しい!酒が旨い!人が明るい!そして世界一宴が楽しい酒国土佐!」は、土佐の高知っちゅう地域を有意味化する、極めて有望な独自化戦略になるっちゅうて語らいてもうたがやき。
そのために、年内の設立に向けて今ワシらあが動きゆう、NPO法人「土佐伝統お座敷文化を守る会」についてを語らいてもうたがよ。
ほんで締め括りにゃあ、そう遠うない未来に、土佐にゃあ世界中から人々が集まり、土佐の高知がサン・セバスチャンを超える日がくるやろうっちゅうて、断言さいてもうたがやき。
だいたいこんなようなお話をさいてもうて、ワシの講演は終了し、ちくと10分ばあ時間があったき、何名かの方々から質問をいただき、それらあにも答えらいてもらおうとしたけんど、特に質問がなかったき、原田さんから問いかけていただき、それに答える形で、ちくと追加のお話をさいてもうて、授業終了のチャイムとなったがよ。
皆さん、熱心にご聴講いただき、まっことありがとうございました!
ちなみに後日原田さんから、「これまでのアンケートでは、出席者から具体的な感想が出ることはなかったけんど、半数の10名の方々から具体的な感想が出され、本当に驚いた」っちゅうメールをいただいたがやき。
その感想の一部を、以下にご紹介さいていただきますぜよ。
●お酒をつくっている会社だが、お酒の売上だけでなく、高知独自の文化をどのように守り継承していくかを考え、様々な取り組みをしていて、素晴らしいと思った。
●高知での就職を考えている私にとって、あらためて地元の魅力を感じられる機会であった。
●お酒から人や食とつながりを持てることは大切なことだということが分かった。
●酒造業はそれだけでなく、他の業種や農家などの生産者とも密に連携しながら、全体としてレベルアップに向かっているということが分かりました。このことから、この業界に限らず、どのような所で働くのにも、それだけでは成り立つことは出来ず、様々な機関や個人と連携して相互に成長していくものだということを学べたので、しっかりとこの事を覚えておきたいと思いました。
また、原田さんからも、「私自身が期待しておりました、学生たちに一つの会社や業界だけに視野をとどめるのではなく、幅広く目を向けてほしいということに、学生たちが気づいてくれたよう」っちゅう悦びの声もいただけたがよ。
学生さんらあかの、これらあの具体的な感想は、ワシにとったちこぢゃんとモチベーションアップにつながったがやき。
まっことありがとうございましたぜよ!
さて続いて、同日の18時からは、「株式会社 土佐料理 司」(http://www.katsuo.co.jp/)さんの、令和5年度「司グループ取引商社会」の懇親会やって、ワシゃあ司牡丹の魚住常務と2人で参加さいてもうたがよ。
「土佐料理 司 高知本店」さんの3階の会場に、90名ばあのお取引先の方々が集まったがやき。
まずは、高知広告センターの奥代さんの司会にて開会したがよ。
続いては、「司グループ取引商社会」会長、旭食品の竹内孝久社長さんのご挨拶があったがやき。
お次は、四国銀行の小林頭取さんからのご挨拶があったがよ。
続いては、「株式会社 土佐料理 司」司グループの竹内太一社長さんのご挨拶があったがやき。
ほんで、竹内社長さんから、「土佐鶴さんが創業250年を迎えられた!」っちゅうてご紹介があり、土佐鶴酒造の廣松社長さんから、ちくとご挨拶があったがよ。
さらにお次は、竹内社長さんから、この度高知市長選挙に立候補されちゅう桑名さんのご紹介があり、桑名さんからのご挨拶があったがやき。
続いては、四国銀行の山元会長さんからのご挨拶と乾杯のご発声があり、みんなあでビールにて「乾杯!」したがよ。
さあ、そっから後は、飲んで食べて語り合うての懇親会がスタートしたがやき。
●先付:「蓮根真丈とキノコの玉締め べっ甲餡かけ」(柚子皮 奴葱 占地茸 舞茸)
まずは「先付」をいただきもって、周りの方々らあとビールを注ぎ合いもって、語り合うて盛り上がったがよ。
●造り:「鰹たたきと茄子」(茗荷 針生姜 貝割菜 奴葱 玉葱 ニューヨークレタス)
ほいたら、「鰹のたたき」が登場したき、こりゃ土佐酒やっちゅうことで、司牡丹・土佐鶴・酔鯨の燗酒を、スタッフの方にお願いしたがやき。
早速配られた土佐酒(司牡丹・土佐鶴・酔鯨の燗酒)を、周りの方々らあとガンガン注ぎ合うて酌み交わし、語り合うて盛り上がりもって、「鰹のたたき」を美味しゅうにいただいたがよ。
●鍋:「四万十麦酒牛ロースの出汁しゃぶしゃぶ」(刻み野菜 長葱 白菜 四万十芹 三つ葉 奴葱 前盛 潮江菜 椎茸 茄子 サラダセロリ 深層水豆腐 湯葉)
ほいたら、鍋料理の「しゃぶしゃぶ」の具材らあが出されたき、ちくといただこうかと思いよったら、ふと周りを見りゃあかなりの方々が席を立って移動しだいてアチコチで酌み交わしだいたき、こりゃいかんっちゅうことで、ワシも「司牡丹」の燗酒片手に席を立ち、アチコチ移動しまくりもって酌み交わしまくらいてもうたがやき。
ひとつの杯での献杯・返杯はまだ少ないろうかと思いよったら、ほとんどの方々がコロナ禍以前と変わらんレベルで、献杯・返杯をガンガンにアチコチで繰り広げられよったき、ワシも乗っからいてもうて、ガンガン酌み交わさいてもうたがよ。
アッチで酌み交わいて語り合うて、コッチで酌み交わいて語り合うて……盛り上がらいてもうたがやき。
やっぱし土佐伝統の献杯・返杯の親密感は最高やって、会場全体が一気にヒートアップして、ワイワイの大盛り上がりとなったがよ。
気がつきゃあ、20時近うなっちょったき、もうまあ中締めやっちゅうことで、ワシゃあ席に戻んて、ちくと「しゃぶしゃぶ」をいただいたがやき。
まっこと、四万十麦酒牛ロース肉の柔らかさとタップリのうま味、出汁の味わいらあが、野菜のうま味らあと相まって、絶品やったがよ。
その後もしばし盛り上がり、20時半ばあにゃあ、高知さんさんテレビの渡辺社長さん中締めのご挨拶と一発〆があり、無事お開きとなったがやき。
竹内太一社長さん、「株式会社 土佐料理 司」の皆さん、そしてご参加の商社会の皆さん、まっことありがとうございましたぜよ!
土佐の高知の日本酒蔵元「司牡丹」の公式ホームページは、こちらをクリック!
司牡丹酒造株式会社