鉄鋼スラグを原料とするケイカル肥料は、水稲に対して食味や収量や整粒らあを向上させるがやけんど、その効果をできるだけ可視化し、効果を再認識することにより、良食味・高品質米生産、ならびに酒造好適米の品質向上につなげることらあを目的として、今回の勉強会は開催されたがよ。
主催は「鉄鋼スラグ協会」(https://www.slg.jp/ )で、高知県、JA高知県、珪酸石灰肥料協会、高知県酒造組合らあが後援団体となっちゅうがやき。
ほんで勉強会自体は、11月14日(火)13時から、「高知県民文化ホール・グリーン」にて開催され、その内容は以下のとおりやったがよ。

<13:00>開会
・主催者挨拶(鉄鋼スラグ協会 常務理事 薮田和哉氏)
・開催県挨拶(JA高知県営農販売事業本部 常務理事 安岡憲保氏)
<13:20>「高知県の稲作と酒造好適米について」(高知県農業技術センター水田作物担当チーフ 坂田雅正氏)
<13:50>「情報を利用した効率的な土づくり(ケイ酸)システム〜気象変動、肥料費高騰に負けないイネづくり〜」(ファーム・フロンティア取締役会長 藤井弘志氏)
<14:40>休憩・食味コンクール米試食
<15:10>「最近の産地品種銘柄米における食味と理化学的特性」(日本水稲品質食味研究会 会長 松江勇次氏)
<16:00>「稲体のケイ酸効果を可視化する」(米食味鑑定士・株式会社古田産業 代表取締役 古田信廣氏)
<16:50>「生産現場から見たケイ酸の効果」(土佐岩戸米生産組合 副組合長 野村和仁氏)
<17:10>組合討議(食と農の健康研究所 所長 渡辺和彦氏)
<17:30>閉会
ほんで、会場を「城西館」さんに変えて、18時半から懇親会が開催され、高知県酒造組合理事長として、ワシも出席さいてもうたっちゅうわけながやき。
懇親会は、古田産業の古田社長さんの進行により開会し、まずは「桂月」土佐酒造の松本社長さんが紹介されて登壇され、自社の酒米栽培地である嶺北地域の棚田のドローン動画らあを紹介されたがよ。



続いては、主催者を代表して、鉄鋼スラグ協会の薮田常務理事さんが、ご挨拶されたがやき。

お次は、高知県産酒造好適米「吟の夢」を使うた土佐酒14銘柄が各テーブルに配られ、高知県酒造組合理事長のワシのご挨拶と乾杯発声ながよ。
ワシからはまず、土佐酒は昨年は「全国新酒鑑評会」において金賞受賞率日本一を獲得し、今年は「全米日本酒歓評会」において金賞受賞率日本一を獲得するっちゅう快挙を成し遂げたっちゅうて発表さいてもうて、拍手喝采をいただいたがやき。
ほんで、これは何を意味しちゅうかっちゅうたら、つまり土佐酒は全体のレベルの高さが日本一やっちゅうことの証明やっちゅうことながよ!
そんな土佐酒を支えてくれちゅうがが、土佐の酒造好適米「吟の夢」であり、その高品質な米づくりを支えてくれちゅうがが皆さんやっちゅうて、語らいてもうたがやき。
さらに、今回出品されちゅう土佐酒リストの「土佐宇宙深海酒」や、高知酵母「CEL-24」らあについても簡単に紹介さいてもうて、乾杯さいてもうたがよ。

ちなみに司牡丹は、「司牡丹・土佐宇宙深海酒」(純米吟醸酒)が出品されちょったき、ワシゃあこの酒で乾杯さいてもうたがやき。
さあ、そっから後は、約70名のメンバーにて、飲んで食べて語り合うての懇親会のスタートながよ。
各テーブルにも土佐酒が配られちょったけんど、会場にゃあ土佐酒ブースも設けられちょって、自由に飲み比べできるっちゅう趣向やったがやき。

ちなみに参加者にゃあ、「飛騨高山おいしいお米プロジェクト」の方々3名も出席されちょって、その方々が持ち込みされた渡辺酒造店さんの「蓬莱」(純米吟醸酒)も出品されちょったがよ。
「刺身」「寿司」「組物」らあの皿鉢料理が次々に出され、ワシゃあ周りの方々らあと土佐酒をガンガン酌み交わしまくりもって、飲んで食べて語り合うて盛り上がったがやき。


また、高知県における酒米精米事業を引き継いでくださった恩人、株式会社地域商社こうちの取締役精米事業統括の竹内さんも出席されちょったき、土佐酒を酌み交わしまくって語り合わいてもうたがよ。

途中からは、「司牡丹・土佐宇宙深海酒」片手に、アチコチ移動しまくらいてもうて、いろんな方々らあと酌み交わしまくって盛り上がらいてもうたがやき。
中盤あたりにゃあ、「飛騨高山おいしいお米プロジェクト」の3名の方々が登壇され、飛騨高山の民謡(?)らあを披露され、盛り上がったがよ。

また、今回ワシに乾杯の依頼をしてくださった古田産業の古田社長さんとも、土佐酒を酌み交わして語り合わいてもうたがやき。
終盤にゃあ、土佐酒コーナーにて、アチコチの土佐酒らあを飲み比べさいてもうたり、県外からの参加者の方々らあにちくと説明さいてもうたりしたがよ。

皆さんからは、「確かにどれを飲んだち美味しい!どれもレベルが高い!」っちゅう声をたくさんいただき、我が意を得たりやったがやき。
こうして大盛り上がりのうちに、21時ばあにゃあ、中締めとなったがよ。

古田社長さん、そして「鉄鋼スラグ協会」の皆さん、お招きいただき、まっことありがとうございましたぜよ!
ちなみにこの翌日の11月15日(水)にゃあ、「鉄鋼スラグを利用した水田の土づくり勉強会 in 高知」の2日目、「現地研修会」が何組かに分かれて開催され、司牡丹酒造の酒蔵見学にゃあ、古田社長さん率いる15名の方々らあが10時半ばあにお越しになったがやき。
ワシが担当さいてもうて、まずは玄関の酒林、江戸時代末期の約180年ばあ前に建造された白壁の一号蔵、「酒蔵の道」の「らんまん」撮影に使われた場所、「平成蔵」内の「蒸米機」や「放冷機」、モロミの「仕込蔵」らあを、解説つきでご案内さいてもうたがよ。


さらに、元牧野富太郎博士の酒蔵やった場所にある、「マキノジン」を蒸留しゆう「マキノ蒸留所」らあもご案内さいてもうて、最後に「司牡丹・酒ギャラリー ほてい」にご案内し、司牡丹商品をいろいろ試飲していただいたがやき。
皆さん、お土産のお酒らあもご購入いただき、まっことありがとうございました。
あらためまして、「鉄鋼スラグ協会」の皆さんの、ますますのご隆盛を、心からお祈り申し上げますぜよ!
土佐の高知の日本酒蔵元「司牡丹」の公式ホームページは、こちらをクリック!
司牡丹酒造株式会社