

四国の「地カクテル」っちゅうんは、四国四県それぞれの県産米を使用した地酒をベースに、各県の果物や野菜らあの県産品だっけを使用して、各県のバーテンダーが創作したカクテルのことながよ。
その四国四県の地カクテルが出揃うて競い合うっちゅうんが、「四国地カクテルバトルロイヤル」ながやき。
第1回は平成22年の2月20日(「2010年2月22日」のブログ参照)に開催され、第2回は平成24年の2月25日(「2012年2月27日」のブログ参照)に開催され、第3回は平成25年の2月23日(「2013年2月25日」のブログ参照)に開催され、第4回は平成26年の2月22日(「2014年2月26日」のブログ参照)に開催され、第5回は平成27年の2月21日(「2015年2月25日」のブログ参照)に開催され、第6回は平成28年の2月20日(「2016年2月24日のブログ参照」)に開催され、第7回は平成29年の2月18日(「2017年2月22日のブログ参照」)に開催され、第8回は平成30年の2月24日(2018年2月28日のブログ参照)に開催され、第9回は平成31年の2月23日(2019年2月27日のブログ参照)に開催され、コロナ禍で3年間中止となって、昨年4年ぶりに第10回が2023年2月25日(2023年3月7日のブログ参照)に開催され、今年の第11回となったがよ。
昨年は、高知のバーテンダーさん何人かの方々にお願いしたがやけんど皆さんに断られ、ワシがバーテンダー役も務めることになって、それやに想定外の優勝を獲得してしもうたがやき。
ワシゃああんまり凝ったカクテルらあよう作らんき、ウチの大人気商品「司牡丹・山柚子搾り」(リキュール)とおんなじレシピで、今話題の朝ドラ牧野富太郎博士関連商品「司牡丹・花と恋して」(純米酒)と柚子果汁を混ぜて作るっちゅう、こぢゃんとシンプルなカクテルを出品さいてもろうたら、他県が凝ったカクテルばっかしやったもんやき、超シンプルなカクテルのワシが優勝してしもうたっちゅうことやったがよ。
ちゅうことで今年は、過去3回の優勝経験者で、「マキノジン」の開発プロデューサー、「Bar Craps」の塩田さんにお願いし連覇を狙うっちゅうことで、当日は朝7時半ばあに塩田さんと待ち合わいて、高知市から阿波池田に向けて出発したがやき。
9時前ばあにゃあ、三好市池田総合体育館の会場に到着。
今回の「四国酒まつり」のメイン会場は、第1部10時〜12時半、第2部13時半〜16時っちゅう入れ替え制で、80蔵ばあの四国四県の地酒が試飲できるっちゅう内容ながよ。
ちなみに会場を眺めてみりゃあ、司牡丹は「船中八策」(超辛口・純米酒)が出品されちょったがやき。
そんな大イベントの入口からすぐの目立つ場所に、ワシらあは「四国地カクテルバトルロイヤル」のブースをセッティングし、早速到着されたバーテンダーの皆さんらあが、カクテルの準備を始められたがよ。
前回優勝の高知県のブースにゃあ、優勝トロフィーの二升五合(益々繁盛)ボトルを、誇らしゅうドカンと飾らいてもうたがやき。






9時半ばあにゃあ、お隣のメイン会場にて、関係者の皆さんを集めてのオープニングセレモニーが開催されたがよ。
ちなみにお隣の会場じゃあ、「伝統的酒造りシンポジウムin四国」(高松国税局主催・12:00〜13:15)の準備が進められよったがやき。


こちらのシンポジウムにゃあ、高知県から文本酒造さんが出場されることになっちゅうがよ。

「四国酒まつり」全体の開催時間は10時からやって、その10分ばあ前にゃあ体育館の前にお客さんの大行列が、例年以上にズラリやったがやき。


10時の開場と共にお客さんがドッと入場され、「四国地カクテルバトルロイヤル」のコーナーにも、いつの間にか人だかりができちょったがよ。


バーテンダーの皆さんも、カクテルづくりに大忙しながやき。
さて、今回エントリーされた地カクテルは、以下の4アイテムやったがよ。
【高知】(第5回・第6回・第7回・第10回優勝県)

●「バナナマン」:戦後80年を迎える2025年。第112作目の朝の連続テレビ小説前期は、アンパンマンを生み出したやなせたかしと小松 暢(こまつのぶ)の夫婦をモデルに、「あんぱん」が放映される。それいけ!アンパンマンのキャラクターの一つバナナマンはバナナ島に住む野性味あふれる種族で愉快な仲間たちと一緒にくらしている。島にはシンボルであるバナナマン像があり、バナナマンは輪になってバナナダンスを踊る。頭の皮を脱ぎ捨ててその皮で相手を滑らせることができる。皮はしば らくすると元に戻るというキャラクター設定でバナナボートで海に出ることがあり、近海のパイナップル島やココナッツ島などと交流があります。そんな、愛すべきバナナマンをイメージしてみました。
<レシピ>「司牡丹・土佐宇宙深海酒」(純米吟醸酒)30cc「司牡丹・マキノジン・プレミアム文旦フレーバー」10cc 司牡丹酒造 純米吟醸酒粕で作った甘酒 200gram芸西村伝承館 白玉糖50gramよさこいバナナ100グラム以上をブレンダーで攪拌し大型ゴブレットに注ぐ。
<バーテンダー>塩田貴志(シオタタカシ)「BAR クラップス」 高知市帯屋町1−2−8徳屋ビルB1 ☎088-824-2771
【愛媛】(第1回・第3回・第8回優勝県)

●「淡墨桜」(うすずみざくら):松山市の天然記念物に指定される「ウスズミザクラ」。 天武天皇がもたらしたという 伝説の桜は、 1300年もの間(長きに渡り) 伊予の名桜として愛され、 今もなお優雅に咲き誇る。 そんな 愛媛の美しい桜に思いを馳せ、 愛媛が誇る日本酒「華姫桜」 りんご、ゆず、桜を合わせ 伊予淡墨を思わせる 上品な味わいのカクテルを創作しました。 ガーニッシュには、 愛媛県産のイチゴ、伊予柑を使用し 桜を模した寒天をひとひら添え、 カクテルと共に味わうことで 愛媛を見守り続けるウスズミザクラを感じられます。
<レシピ>華姫桜40cc ウォッカ10cc サクラリキュール10cc りんご濃縮果汁5cc 柚子ビターズ5ドロップ 愛媛県産イチゴと伊予柑を使用した寒天を添える。
<バーテンダー>三浦賢祐(ミウラケンスケ) 「Bar MIYAO」 (バー ミヤオ) 松山市一番町1-11-9 ガッツビル 5F ☎089-907-5512
【香川】(第4回・9回優勝県)

●「カブキモノ」:酒を飲み酔うことに悲観的だった時期を乗り越え、今こうして飲み交わすことが出来ることの悦び。歌舞伎の語源は「傾く(かぶく)」から傾奇者(かぶきもの)と言われる奇抜な衣装を纏ったはぐれ者を指す言葉でした。それが今や「歌舞伎」となって世界中を魅了しています。そんな思いを込めて、制限がなくなった時代を「歌」って「舞」い踊るように酒蔵さんの「伎(わざ)」を共に堪能しましょう! 讃岐のキウイとみかんを使った混酒で御座候!
<レシピ>伝承川鶴本醸造極辛口100cc キウイ1個(約100gram) 香川県産みかん果汁20cc 自家製ジンジャーシロップ10cc キウイをハンドブレンダーで混ぜてこす。こしたキウイとその他の材料を氷がはいったグラスに入れ、混ぜて完成。
<バーテンダー>柴田大碁(シバタダイゴ) 「Bar A`s」(バー エース) 高松市瓦町2-2-36瓦町常新ビル 2階 ☎087-834-8887 16 :30~24:00 日祝休
【徳島】(第2回優勝県)

● 桜花爛漫(おうからんまん): 桜の美しい薄桃色を御殿桜さんのどぶろくと徳島県産の苺で表現しました。 徳島の苺は2022年、1世帯当たりの支出額が年間一位。 徳島市の甘酸っぱい苺の味わいと、どぶろくのマリアージュをお楽しみ下さい。 今年も大寒が過ぎ、桜の季節がやってきます。満開に咲き誇る桜と共に。
<レシピ>御殿桜 どぶろく 90cc 牛乳 20cc すだちジュース 10cc イチゴ 1粒 モナン バニラシロップ 20cc 材料全てをハンドブレンダーで混ぜ、シェイクしてグラスに注ぎ完成。
<バーテンダー>寺田宗磨(テラダソウマ) 「BAR ARCHE」 徳島市秋田町1丁目39-1 守住ビル1階 ☎088-652-2080
さあいよいよ、第11回「四国地カクテルバトルロイヤル」の開会ながやき!
愛媛の近藤さんと徳島の斎藤さんが進行役となって開会し、続いて四県それぞれの代表のバーテンダーさんらあが、順番にご挨拶されたがよ。
ほんで、4人のバーテンダーさん(とお手伝いの方とワシ!)らあがドンドンと地カクテルを作りはじめ、ズラリと並んだお客様が4県の地カクテルを順番に試飲されだいたがやき。



カラフルな4つのカクテルが次々と並び、100名のお客様が次々と試飲され、バーテンダーさんにいろいろ質問をしたりしもって、皆さん1杯1杯真剣に試飲されよったがよ。
次々に試飲と投票が行われ、またたく間に4つの地カクテルがのうなっていったがやき。
ところでこれまで、第1回は愛媛が優勝、第2回は徳島が優勝、第3回は愛媛が優勝、第4回は香川が優勝し、高知県はその間ずっと僅差の2位に甘んじてきちょって、第5回にて念願の初優勝を飾ることができ、さらに第6回と第7回と3連覇を成し遂げ、第8回は愛媛に4連覇を阻まれ、第9回は香川に優勝をさらわれたっちゅう流れで、第10回はあきらめちょったら優勝できたもんやき、今回も是非連覇したいもんながよ。
高知県の地カクテル「バナナマン」は、皆さんから「すっごいバナナ風味!」「美味しい!」っちゅう声をたくさんいただけたき、こりゃあ今年も優勝できるかもと、期待に胸が膨らんだがやき。
こうして、各県100杯とちょっとの地カクテルが全部カラになり、第11回「四国地カクテルバトルロイヤル」の試飲と投票は無事終了したがよ。
ここでいったん閉めさいていただき、急いで集計ながやき。
11時過ぎばあにゃあ、「四国酒まつり」メイン会場のお客さんも、皆さん立派な酔っぱらい具合になっちょったがよ。
ちなみに、高知県の試飲コーナーのあたりが、一番人だかりが多かったようで、お客さんが殺到しちょったがやき。
まっこと、ありがとうございます!
さて、そんな中で11時半ばあにゃあ、たまたまやけんど高知県のコーナーの司牡丹のあたりにマイクやスピーカーらあが置かれちょったき、こちらにて投票結果の発表と表彰式を開催することになったがよ。



再び斎藤さんと近藤さんが司会進行を担当され、四県それぞれの代表のバーテンダーさんらあに順番にご挨拶してもうて、たくさんのお客様から大きな拍手をいただいたがやき。


さあ!「益々繁盛!優勝ボトル」を手にする、第11回「四国地カクテルバトルロイヤル」優勝は……
徳島県「桜花爛漫」!「BAR ARCHE」の寺田宗磨さん!


割れんばかりの大拍手の中、寺田さんに優勝の表彰状と優勝トロフィーの「二升五合(益々繁盛)ボトル」が贈られたがよ。
寺田さん、まっことおめでとうございます!地元徳島県に、やっと2回目の優勝がもたらされたがやき。
「四国地カクテルバトルロイヤル」運営委員の皆さん、各県の蔵元の皆さん、そして各県のバーテンダーの皆さん、まっことお疲れ様でした!
塩田さん、優勝を逃してしもうたがは残念やったけんど、まっことお疲れ様でした!
来年もリベンジ参加を、何とぞ宜しゅうお願い申し上げます。
ありがとうございましたぜよ!
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司牡丹酒造株式会社