3月7日(木)は、まずは11時から、東京は虎ノ門の日本酒造組合中央会の会議室にて、「日本酒造協同組合連合会・第4回臨時総会」が開催されたがやけんど、ワシゃあ11時15分からの「日本酒造組合中央会・令和5年度第2回臨時総会」の案内しか見てなかったもんやき、11時10分ばあに会場に到着したら、もう始まっちょってちくとビックリしたがやき。
既に「日本酒造協同組合連合会・第4回臨時総会」は10分ばあで終了しちょって、ぼっちり「日本酒造組合中央会・令和5年度第2回臨時総会」が始まったところやったがよ。
臨時総会は、まず議長にゃあ大倉会長さんが就任され、議案第1号の「令和5年度収支予算の一部変更案」で、古賀常務理事さんから「一般会計収支予算の一部変更案及び役員報酬総額変更案」の説明があり、審議され、拍手でもって承認されたがやき。
引き続き、「令和6年度事業計画案」らあの「一般事業関係」が議案第10号まで、同「基金・補助金事業関係」が議案第11号〜第20号までで、全ての議案が古賀常務理事さんから報告があり、拍手でもって承認されたがよ。
続いては、「特定事業関係」の、議案第21号「役員の補充選任について」で、本日をもって退任される亀井理事さんの後を引き継ぐ新任理事として永田武さんのご紹介があり、拍手でもって承認されたがやき。
これにて「令和5年度第2回臨時総会」は11時40分ばあに終了し、本日をもって退任される亀井理事さんからご挨拶があり、明日から新理事に就任される永田さんからもご挨拶があったがよ。
亀井さん、これまでほぼ10年近う、まっことお世話になり、ありがとうございました!
そして新任の永田さん、これから何とぞ宜しゅうお願い申し上げますぜよ!
そのまんま引き続き、「令和5年度第2回全国会長協議会」が開催されたがやき。
まずは「日本酒の需要振興について」の「日本酒フェア 2024」について、七田需要開発委員長さんから詳しい報告があったがよ。
今年の「日本酒フェア」は、このイベントを世界的イベントに発展させることを目標とするっちゅうことで、「池袋サンシャインシティ」にて開催されるがやき。
内容と日程は、まず「第16回全国日本酒フェア」が7月5日(金)第1部17時〜20時、7月6日(土)第2部10時〜13時、第3部15時〜18時、「池袋サンシャインシティ 文化会館ビル3F展示Cホール」にての開催で、各回最大1200名の合計3600名入替3部制で、入場料は3000円(税込)やっちゅうがよ。
昨年までは6月開催やったがが7月開催となり、人数も時間も昨年よりか増やしちゅうがやき。
また、チケットはデジタルチケット販売サービスを使用した事前購入制で(Web販売)、海外向けのWeb販売も検討中やっちゅうがよ。
全国45都道府県の酒造組合らあによる出展ブースを設置し、各県がテーマを決めて試飲やPRや販売らあも行うっちゅうき、まさに世界最大の日本酒イベントながやき。
さらに「令和5酒造年度全国新酒鑑評会公開きき酒会」も同時開催され、こちらは7月6日(土)のみ、第1部が10時〜13時、第2部が15時〜18時っちゅう日程で、「池袋サンシャインシティ文化会館4F展示Bホール」にての開催ながよ。
各回500名の最大1000名が入替2部制で開催され、入場料は4000円で、「令和5酒造年度全国新酒鑑評会」の金賞酒・入賞酒約400点がきき酒できるっちゅうがやき、こちらもスゴい内容ながやき。
もちろんワシも「全国日本酒フェア」の高知県ブースにおるきに、是非たくさんの皆さんにお越しいただきたいがぜよ!
さらに七田委員長さんから、「10月1日は日本酒の日」の需要振興事業についてと、「第43回全国きき酒選手権大会」について、詳しゅうに説明があったがよ。
お次は、「2023年度日本酒輸出実績について」で、宇都宮理事さんから詳しい説明があったがやき。
さて、ここでお昼の12時になったき、昼食の休憩タイムとなったがよ。
会場にてみんなあでお弁当をいただき、午後は13時より再開で、「全国会長協議会」は一時中断し、「清酒製造業退職金共済事業」(略称:清退共)の「第51回評議員会」と「第55回運営委員会」が開催されたがやき。
独立行政法人勤労者退職金共済機構の役員の方の司会にて進行し、まずは評議員の異動報告と運営委員の異動報告があり、評議員会の議長は福井県の水野評議員さんが就任されご挨拶があり、運営委員会は大倉運営委員長さんが議長に就任されご挨拶があったがよ。
続いて、独立行政法人勤労者退職金共済機構の梅森理事長さんのご挨拶があり、ご来賓の厚生労働省勤労者生活課長補佐さんからもご挨拶があったがやき。
お次は議事で、大倉運営委員長さんと水野評議員さんが交代で議長を務め、議事が進められたがよ。
運営委員会も評議員会も、審議事項「令和6事業年度計画(案)について」と「独立行政法人勤労者退職金共済機構清酒製造業退職金共済約款の改正(案)について」が審議され、拍手でもって承認され、続いての「報告事項」じゃあ、令和5年度の決算についちゃあ、これまで通り書面審議にてっちゅう報告があり、「清退共」の「第51回評議員会」と「第55回運営委員会」は、無事終了したがやき。
ほんで、座席移動らあがありちくと休憩し、13時45分ばあから、全国会長協議会が再開されたがよ。
まずは「新たに開始する『輸出用酒造資金保証制度』について」、亀井理事さんより説明があったがやき。
続いては、厚労省の「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」について、まずは亀井理事さんから詳しゅうに説明があり、古賀常務理事さんからも補足説明があったがよ。
お次は、能登半島地震関係について、古賀常務理事さんから支援らあについてのお話があり、石川県の山田会長さんから御礼の言葉があったがやき。
続いては、「EUの包装及び包装廃棄物規制について」、宇都宮理事さんから報告があり、日本酒はEU域内への禁輸措置を土壇場で免れたっちゅうことやったがよ。
お次は「その他」で、「政治関係(酉政会)について」、山名副会長さんから報告があったがやき。
こうして15時過ぎばあにゃあ、「令和5年度第2回全国会長協議会」は、お開きとなったがよ。
皆さん、長時間まっことお疲れ様でしたぜよ!
さてその後は、ワシゃあ宿泊ホテルにチェックインし、17時半ばあにゃあ「帝国ホテル」にうかごうたがやき。
米国にて名門酒の普及に永年携わられた「JPSI社(Japan Prestige Sake International,Inc.)」の山崎和英副社長さんが、昨年10月に永眠されたっちゅうことで、こちらの本館17階「インペリアルラウンジ アクア」にて18時から、「お別れの会」が開催されたがよ。
山崎副社長さんにお世話になった全国の名門酒蔵元の皆さんらあが、20数人ばあ集まったがやき。
皆さん、自慢のお酒を1本ずつ持ち込むことになっちょって、ワシゃあ「司牡丹・酒槽搾り純米大吟醸」(純米大吟醸原酒)を、持ち込みさいてもうたがよ。
「日本名門酒会」本部・株式会社岡永の飯田社長さんや、山崎副社長の奥様万里子さんに、あらためてお悔やみの言葉を伝えらいてもうたがやき。
18時にゃあ開会となり、まずは飯田社長さんからのご挨拶があり、続いては、万里子さんからご挨拶があったがよ。
お次は、飯田社長さんからワシが指名され、献杯の発声っちゅう大役を仰せつかったがやき。
ワシからは、あえてカズさんと呼ばいてもうて、米国での様々な場面でこぢゃんとお世話になったことらあの御礼を、まずはご遺影に伝えさいてもうたがよ。
ほんで、近年の日本酒輸出の好調も、カズさんがおらんかったらなかったかもしれんっちゅうお話らあをさいてもうて、あらためてカズさんの日本酒輸出に対する偉大なご功績を心から讃えさいてもうて、ご冥福を祈りもって皆さんと共に「献杯」さいてもうたがやき。
その後は、しばし歓談の時間で、美味しい名門酒の数々をいただきもって、美味しいお料理をいただき、いろんな方々らあとカズさんとの思い出話らあを語り合うて盛り上がったがよ。
18時半ばあから、飯田社長さんからご指名があり、蔵元の方々が順番に、カズさんの思い出話らあを語られたがやき。
ワシもご指名をいただいたき、あらためてカズさんとの思い出話らあを語らいてもうたがよ。
ワシにとってのカズさんとの一番の思い出は、今から25年も前の、1999年1月にまでさかのぼるがやき。
こんとき、NYの超一流フレンチレストラン「シャンテレル」オーナーシェフのデヴィッド・ウォルタック氏と、マスターソムリエのロジャー・デイゴーン氏が、カズさんと共に高知に来られ、司牡丹の酒蔵見学とテイスティングを行うて、さらにその晩は高知市内の老舗旅館「城西館」さんにて、橋本大二郎高知県知事夫妻らあと土佐料理を司牡丹と共に堪能したがよ。
カズさんは、通訳を買うて出てくださったがやけんど、通訳が本業やないもんやき、後半にゃあワシに英語で話してロジャー氏に日本語で話したりして、頭がこんがらかってしもうたようやって、今となっちゃあ楽しい思い出になっちゅうがやき。
ちなみにこの旅の目的は、同年4月に「シャンテレル」にて開催された「SAKEディナー〜日本酒とフランス料理の夕べ〜」の準備や研究のためやったがよ。
このディナーは、海外の高級フレンチレストランじゃあ初となる「SAKEディナー」やって、全9皿のフレンチに9種の日本酒をマッチングさいて堪能するっちゅうもんで、米国の食文化をリードするそうそうたる顔ぶれが参加され、大好評を博し、日本酒業界の歴史に残る画期的なイベントとなったがやき。
この「シャンテレル」の「SAKEディナー」は、その後10年間に渡り開催されたがやけんど、このイベントのお陰で米国における日本酒の地位がグッと上がったともいえるき、現在の日本酒輸出の好調も、基をたどりゃあこのイベントがターニングポイントやったと言うたち過言やないがよ。
ほんで、そんな歴史に残るイベントが開催できたがは、まさにカズさんのご尽力の賜物やと断言できるがやき。
超一流のシェフであるデヴィッド氏と、超一流のソムリエであるロジャー氏は、やっぱしアーティスティックな感性がズバ抜けちょって、同様の感性を持ち合わせちゅうアーティストやったカズさんやからこそ、デヴィッド氏もロジャー氏も真剣に耳を傾けてくださり、世界初の歴史に残る「SAKEディナー」を実現することが可能になったがやと思うちゅうがよ。
つまり、カズさんがおらんかったら、現在の日本酒の海外輸出の好調もなかったかもしれんっちゅうことながやき。
最後に、あらためましてカズさんの日本酒の海外輸出に対する偉大なご功績を、心から讃えさいていただきたいがよ。
カズさん、まっことありがとうございました!本当にお世話になりました。天国で安らかにお休みください。
だいたい、こんなようなお話をさいてもうたがやき。
その後も、蔵元さんらあからのカズさんとの思い出話は尽きることのう続いたがよ。
ワシもアチコチ回りもって、様々なカズさんとの思い出話や海外ネタらあで盛り上がらいてもうたがやき。
20時ばあにゃあ、カズさんの娘さんと旦那さんからの御礼のお言葉らあもあり、さらに続いては「日本名門酒会」の国際流通部の方々や飯田マーケティング室長さんからのお言葉らあもあり、本来やったらここで中締めとなる予定やったらしいがやけんど、ちくと延長となったがよ。
引き続き、皆さんらあとカズさん話や海外話らあで盛り上がりもって、カズさんの愛した名門酒を、ガンガン酌み交わしまくったがやき。
こうして21時ばあにゃあ、飯田社長さんから中締めのご挨拶があり、みんなあで再び名門酒にて、カズさんに「献杯」をして、お開きとなったがよ。
ワシゃあ帰り際に、「シャンテレル」に定番として導入されちょった「司牡丹・酒槽搾り純米大吟醸」を、カズさんのご遺影にたむけさいてもうて、「献杯」さいてもうたがやき。
カズさん、まっことまっことありがとうございました!
これからも、日本酒が世界の酒になっていけるよう、天国から見守っていただけましたら幸いながぜよ!
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司牡丹酒造株式会社