「おまんらあ人間っちゅうんは、どうせ憐れなもんじゃあるけんど、ただひっとつだっけ、こいつぁ実に強力な武器を持っちゅうわけながよ。つまり、笑いながぜよ。」(マーク・トウェイン)
「トム・ソーヤーの冒険」の著者として世界中に知られちゅうアメリカ合衆国の作家・小説家、マーク・トウェイン(1835〜1910)さんの言の葉ながやき。
人間っちゅう生き物は、生きちゅう限りにおいちゃあ、ツラいことだらけやったりする上に、さらに近年じゃあコロナ禍やら台風やら地震やら災害だらけやったりするきに、まっことロクなことがなかったりするがよ。
ほいたら、そんなツラいことだらけの人生を、ワシらあは一体どうやって生き抜いていきゃあえいがやろうか?
かのマーク・トウェインさんは、そんな人間が持っちゅう、唯一かつ最強の武器があるっちゅうがやき。
そりゃあ「笑い」やっちゅうがよ。
実はマーク・トウェインさんは、晩年にゃあ出資しちょった企業が潰れて巨額の負債を背負うて、その返済のために講演の旅をひたすら続け、疲労困憊の中で追い打ちのように長女が亡くなり、妻や三女が病気になったり……ちゅう、まっこと苦難の人生を歩んだ方やっちゅうがやき。
そんなふうに人生は苦難の連続やけんど、そんな中にあったち、否、そうやきにこそ、「笑い」の力っちゅうんは、こぢゃんと重要やっちゅうことながよ。
どればあ苦難の連続やったとしたち、仲のえい友だちやパートナーらあと、美味しいもんを食べて美味しいお酒を飲んで、ゲラゲラ笑うて過ごすっちゅう時間がありゃあ、大抵の悩みらあてどうっちゅうこたぁないと思えてくるもんながやき。
やっぱし「笑い」っちゅうんは、人間にとっちゃあ、生きていくための唯一且つ最強の武器やっちゅうことながぜよ。