6月22日(土)は、ワシが開祖を務めさいてもらいゆう「酒道 黒金流」(https://shudo-kurogane.jp )の入門者の皆さんらあとの、「リアル例会」<境港編>やったがやき。
通常は、入門者の皆さんの特典として、毎月1回Zoomにて、「オンライン質疑応答会&懇親会」が開催されゆうがやけんど、皆さんから是非年に1度ばあはリアル例会もっちゅう要望があり、一昨年は高知にて開催し、昨年は京都にて開催し、今年は入門者である日本酒と食のジャーナリスト・山本洋子さんが、生まれ故郷の境港市に引っ越しされたっちゅうことで、境港にて開催することになったっちゅう流れながよ。
ほんで、今回の<境港編>の内容らあは、洋子さんと旦那さんの博樹さん(発酵醸造ミステリー小説「山田錦の身代金」の著者)のお2人が、全てアテンドしてくださるっちゅうことやって、まっこと有り難いことで、感謝感謝ながやき。
さて、ワシゃあまず朝からJRで高知駅を出発し、岡山で乗り換えて米子駅に13時25分に到着したがよ。
米子駅にゃあ博樹さん洋子さんご夫婦が車で迎えに来てくださり、こちらから車で40分ばあのくにある「由志園」(島根県松江市)に向こうたがやき。
ちなみに当初は、この晩の18時から境港集合にてスタートする予定やったがやけんど、洋子さんから「百花の王『司牡丹』の社長を、是非日本一の牡丹園『由志園』にご案内したい!」っちゅうご提案があり、オプションにて「由志園」が加わったっちゅうわけながよ。
さて、ワシらあは14時過ぎばあに「由志園」に到着したがやけんど、自家用車にて北九州から参加の今道さんご夫婦は既に到着されちょって、入口あたりにて合流し、5名にて園内を庭師の方にガイドしていただいたがやき。
あいにくの雨天やったけんど、池泉回遊式日本庭園は、まっこと風情があったがよ。
出雲地方の豊かな地形を凝縮したような箱庭みたいになっちょって、こちらの池にゃあ、4月下旬から5月上旬にかけて、苗の育成のために摘み取られる牡丹の花3万輪が水面いっぱいに浮かべられるっちゅう、「池泉牡丹」っちゅう行事があり、この時期にゃあ観光客で大混雑になるっちゅうことやったがやき。
写真で拝見さいてもうただけでも、なかなかの壮観やったき、実際にナマで見りゃあ、そりゃあ大感動するはずながよ。
また庭園内にゃあ、「出雲」っちゅう言葉どおり、時々あちこちに雲が湧き出る仕掛けになっちゅうがやき。
ほんで、夏に紅葉するナントカもみじ(名前を忘れてしもうた!)やら、珍しい多行松やら、庭師の方がいろいろ詳しゅう紹介してくださったがよ。
続いては、1年中牡丹が咲いちゅうっちゅう「牡丹の館」に到着し、館内を観覧さいてもうたがやき。
てっきり鉢植えの牡丹やと思うちょったら、地面に植わっちょってビックリ!
1週間に1回ばあのペースで、職人が丁寧に植え替えを繰り返しゆうっちゅうき、こりゃスゴいことながよ!
色とりどりの美しい牡丹の花々を、香りを匂うたり色を愛でたりしもって、ゆっくり観覧さいてもうたがやき。
また、牡丹以外に芍薬(しゃくやく)も植えられちょったがやけんど、ここで初めて知ってビックリやったがは、牡丹と芍薬の最大の違いは、牡丹は樹木やけんど芍薬は草やっちゅうことながよ!
牡丹も芍薬もてっきり近い仲間やと勝手に思うちょったもんやき、結構衝撃の事実やったがやき。
お次は、「雲州人参ミュージアム」をちくと拝見してから、庭園を眺めもって喫茶店にてコーヒーブレイクさいてもうたがよ。
15時半過ぎばあにゃあ「由志園」をあとにして、通称「ベタ踏み坂」を通り、境港に向こうたがやき。
こうして、宿泊ホテルにチェックインし、ちくと休憩さいてもうたがよ。
ほんで17時半過ぎにゃあ、初日の参加者メンバー12名がロビーに集合したがやき。
北九州から、兵庫から、京都から、愛知から、千葉から……ご家族で参加の方々もおられ、皆さんまっこと遠くからはるばる、ありがとうございますぜよ!
ほんで、博樹さん洋子さんご夫婦のアテンドにて、懇親会場の「味処・美佐」さんに、14名みんなあで徒歩で向こうたがよ。
途中の「水木しげるロード」にゃあ、ゲゲゲの鬼太郎らあの妖怪のブロンズ像やら、妖しい公園やら、妖怪神社やら、妖しいお店やらが立ち並び、こりゃあまっことの「妖怪の街」やったがやき!
さて「味処・美佐」さんに到着したら、既にご主人が本日のメイン食材「ベニズワイガニ」を、さばいて準備してくださりよったがよ。
ちなみに「ベニズワイガニ」は、6月末までしか食べれんらしゅうて、名残りも名残りの時期やに、何とか奇跡的に「活きベニズワイガニ」も入手してくださったっちゅうことで、まっことありがとうございますぜよ!
ちなみに、あらかじめカニに合うと思う司牡丹のお酒を皆さんからリクエストしていただいちょって、博樹さん洋子さん宅に送っちょったがやけんど、お2人が会場まで届けてくださっちょったがやき。
何から何まで、まっことありがとうございます!
まずは酔っぱらいになる前に、みんなあで記念撮影したがよ。
さあいよいよ、境港名物!悶絶「ベニズワイガニコース」のスタートながやき!
「Kura Master 2024」にて「プラチナ賞」と「2024年度TOP銘柄」(1200を超えるエントリーのTOP24銘柄!)を受賞した、「司牡丹 Delight」(スパークリング純米吟醸酒)にて、みんなあで乾杯したがよ。
皆さんからは、「こりゃうまいっ!」っちゅう絶賛の声をいただいたがやき。
ほいたらここで、巨大な「ベニズワイガニ」のお披露目ながよ!
「うわ!動きゆう!」「生きちゅう!」「逃げだしゃあせんかよ?!」っちゅう妙な歓声があがりまくって、皆さん写真を撮りまくりで大盛り上がりやったがやき!
ほんで、さばかれた「ベニズワイガニ」のカニ味噌が登場し、そのタマルカ豊富な味噌に、これまた皆さんから歓声があがり、写真を撮りまくりになったがよ。
カニ味噌を温めゆう間に、「お造り」も登場したき、ワシゃあ「船中八策・槽搾り黒」(超辛口・槽搾り純米酒)を合わせていただきゃあ、いきなり箸も杯も止まらんなったがやき。
ちなみに庄司さんがプロデュースされ、昨年と今年の2年連続「Kura Master」の「プラチナ賞」を受賞した「富久錦・朔」も、庄司さんが持ち込みしてくださったき、こちらのお酒も加わり、皆さんから拍手喝采やったがよ。
「きもと仕込純米酒」の「朔」は、独特の酸が豊かでコクに幅があり、こりゃあ後で絶対燗酒にしていただきたいっちゅうことになったがやき。
こっから後は、飲んで食べて盛り上がりもって、皆さんに順番に自己紹介してもうたがよ。
オンライン飲み会でしか顔を合わせちゃあせん方々や、また入門者本人の家族の方々らあは初めての方らあもおられるっちゅうことでの自己紹介やったがやき。
皆さんお酒好きの方々ばっかしやき、ガンガン飲みもっての自己紹介は、こぢゃんと盛り上がったがよ。
「ベニズワイガニの甲羅茶碗蒸し」らあも登場し、これまたタマラン美味しさやって、司牡丹がガンガン進みまくったがやき。
火が通ったカニ味噌らあて、もはや悶絶の美味しさやって、司牡丹が進むこと進むこと!
さらに、生の「カニ足」が登場し、こちらを鍋でシャブシャブしていただきゃあ……これまたそのまんま昇天してしまいそうなばあの絶品の甘味やって、あちこちから感嘆の声があがりまくったがよ。
ぼちぼち燗酒もっちゅうことで、参加者の越川さんイチオシの「金凰司牡丹」(本醸造酒)と「富久錦・朔」を徳利に入れて、お店の酒燗器につけさいてもうたがやき。
「カニ足焼き」らあもいただきもってこぢゃんと盛り上がり、「カニ鍋」らあもいただきだいたき、ぼちぼち燗酒ができたろうと思うたら、どうやら酒燗器が壊れちょって、全然温まってなかったがよ。
こりゃあイカンっちゅうことで、ワシゃあ「これでえいろう!」っちゅうて、直ぐさま徳利を「カニ鍋」に突っ込んで温めさいてもうたがやき。
「カニ鍋燗」をつけた「金凰」は、淡麗辛口のスッキリ燗、「朔」はちくと濃醇辛口のコク燗やって、どちらも「くぅぅぅ〜〜〜っっっ!!」っちゅうて唸ってしまうばあ、全身に沁みわたる美味しさやって、皆さんガンガン酌み交わしまくりになったがよ!
元々あんまり日本酒は得意やないき、「スパークリング」が飲みたいっちゅうてリクエストしちょった中西さんの娘さんまで、この「カニ鍋燗」をお代わりしまくりやって、ちくとビックリやったがやき。
その後も、みんなあで飲んで食べて語り合うて、飲んで食べて語り合うて、大盛り上がりに盛り上がりまくったがよ。
20時ばあにゃあ、〆の「ベニズワイガニ雑炊」まで登場し、こちらも悶絶の美味しさやって、みんなあハフハフしもって恍惚の表情を浮かべちょったがやき。
そっからもさらに盛り上がりまくり、20時半過ぎばあにゃあ「司牡丹」9銘柄と「朔」の10本が、見事にスッカラカン(マキノジン」のみ二次会用)になっちょったがよ!
「味処・美佐」さんの店主の方もご挨拶に来てくださり、拍手喝采やったがやき。
こうして21時ばあにゃあ、1次会は大団円のお開きとなったがよ。
ワシゃあカニでお腹いっぱいになったがは初体験やったし、「ベニズワイガニ」も初体験やったがやけんど、まっこと信じられんばあの美味しさやって、感動しっぱなしやったがやき。
「味処・美佐」、恐るべしぜよ!
さてその後は、2次会に「スナック多賀」に酔っぱらいみんなあで雪崩れこんだがよ。
けんど実はワシゃあ、既に立派な酔うたんぼに出来上がっちょって、こちらのお店の記憶があんまりないがやき。
後から皆さんにいろいろうかごうたら、まず越川さんのお父さんとワシが「ケメコの歌」を歌うて盛り上がり、そっから後も皆さんの歌ういろんな歌に乱入しまくり、地元客の歌ウマお姉様ともデュエットしたりと、大盛り上がりやったらしいがよ。
とにかく、お店が「多賀」だけに、皆さん全員がタガがはずれて、大爆笑の連続で大盛り上がりに盛り上がりまくって午前様まで行き抜けたそうやきに、まあ良かったっちゃあ良かったがやき。
ご参加いただきました皆さん、そして素晴らしいアテンドをしてくださった博樹さん洋子さんご夫妻、まっことありがとうございましたぜよ!
土佐の高知の日本酒蔵元「司牡丹」の公式ホームページは、こちらをクリック!
司牡丹酒造株式会社