「専門のことやろうが、専門外のことやろうが、要するに物事を自分の頭で考え、自分の言葉で自分の意見を表明できるようになるため、たったそれだっけのことながよ。そのために勉強するがぜよ。」(山本義隆)
駿台予備学校物理科の名物講師として長いこと活躍され、アカデミズムに属さん在野の科学史家としてたくさんの書籍も出されちゅう、山本義隆(1941〜)さんの言の葉ながやき。
小学校・中学校・高校・大学と、正直言うてワシゃあ、あんまり勉強が好きやなかったがよ。
何であんまり好きやなかったがかっちゅうたら、そりゃあおそらく、何のために勉強するがか、よう分かってなかったきながやき。
けんど、今はハッキリと分かるがよ。
それがまさに、この山本義隆さんの言の葉に表現されちゅうがやき。
社会人になって、さらに経営者となって、一番何をせにゃあいかんかっちゅうたら、自分の頭で考えて、自分の言葉で自分の意見を表明できるようにならにゃあいかんっちゅうことながよ。
そのためにワシゃあ、小学校・中学校・高校・大学のときよりか、社会人になってから、経営者になってからが、一番勉強しゆうがやき。
様々な書籍を読んだり講演も聴いたりっちゅうインプットは欠かさんし、さらに自ら講演もして原稿も書くっちゅうアウトプットも欠かさんがよ。
つまり、経営者として進化し続けるにゃあ、自分の頭で考えて自分の言葉で自分の意見を表明するっちゅうアウトプットが必要やき、そのためにゃあインプット(勉強)が必要やっちゅうことながやき。
アウトプットのためにインプットがある。
このことが真に腑に落ちちょったら、勉強はこぢゃんと面白うなるはずながぜよ。