「青年時代の残りを旅に使う。世間っちゅう大きな書物から学ぶがぜよ。」(ルネ・デカルト)
合理主義哲学の祖であり、近世哲学の祖として知られちゅう、フランス生まれの哲学者、ルネ・デカルト(1596〜1650)さんの言の葉ながやき。
ワシゃあちくと以前までは、学ぶっちゅうたら書物から学ぶか人から学ぶかしかないっちゅうて思うちょったがやけんど、実はもうひとつ、旅からもこぢゃんと学ぶことができるっちゅうことに気づいたがよ。
人間っちゅうんは、やっぱしズーッとおんなじ場所におったら、なかなか学ぶことができんもんがあるがやき。
旅をすりゃあ、世界がこぢゃんと広いっちゅうことを体感として知ることができるし、視野もこぢゃんと広がるし、そういうことが人間としての幅を広げることにつながるがよ。
こういう点においちゃあ、書物からの学びも、人からの学びも、旅からの学びにゃあ敵わんがやき。
かのデカルトさんの、「世間っちゅう大きな書物から学ぶ」っちゅう「旅」の表現は、まっこと見事と言うしかない、素晴らしい表現ながよ。
書物から学び、人から学び、そして旅から学びゃあ、その学びの効果から来る成長のレベルは、さらにグンとアップするっちゅうことながぜよ。