「力強いたぁ、相手を倒すことやあないがよ。怒って当然っちゅうときに自制できる力を持っちゅうことぜよ。」(ムハンマド)
アラブの宗教的、社会的、政治的指導者であり、イスラム教の開祖であり預言者、ムハンマド・イブン=アブドゥッラーフ(570年頃〜632年)さんの言の葉ながやき。
なんで怒って当然っちゅうときに、自制できる力を持っちゅう人が、真に強い人やといえるがやろうか?
怒りの感情に自分の心が支配されてしもうたら、どうなるかっちゅうたら、そりゃあ間違いのう判断力が鈍ることになるがよ。
ほいたら、そんなときに発する言葉や、そんなときに起こす行動らあて、ロクなもんやないがやき。
だいたい、やたらに怒りちらしまくりゆうような人っちゅうんは、実は根は臆病者で、こっちが倍ばあの勢いで怒り返しゃあ、シュンとなってしまうもんながよ。
ほんじゃき、怒って当然っちゅうときに一呼吸おいて、冷静に状況判断をして、感情に振り回されんと、適切な言葉を語り適切な行動ができる人っちゅうんは、そりゃあ真に強い人やっちゅうことになるがぜよ!