「鉄が使用せんと錆び、水が腐り、また寒中に凍るように、才能も用いんかったら損なわれるがぜよ。」(レオナルド・ダ・ヴィンチ)
イタリア・ルネサンスを代表する芸術家で、音楽、建築、数学、幾何学、解剖学、生理学、動植物学、天文学、気象学、地質学、地理学、物理学、光学、力学、土木工学らあの、様々な分野に顕著な業績を残した、レオナルド・ダ・ヴィンチ(1452〜1519・ユリウス暦)さんの言の葉ながやき。
かの万能の天才と謳われるダ・ヴィンチさんが、「才能は用いんかったら損なわれる」っちゅうて断言しちゅうがよ。
こりゃあつまり、鉄も身体も頭も、しっかり使いさえしよったら、錆びつくこたぁないっちゅう意味でもあるがやき。
水やち、よどんだら腐るけんど、流れる水は腐るこたぁないがよ。
身体も頭も、しっかり使いよりゃあ錆びつかんし、常に動きよったら腐らんっちゅうことながやき。
どればあ天才やったち、その才能をあんまり使わんかったら、その才能は錆びつくっちゅうことで、逆にそれほどの才能でもなかったとしたち、それを長年しっかり使いまくりよったら、いつまでやちその才能は錆びつかんっちゅうことながよ。
ここに、凡人が天才に勝る可能性が潜んじゅうっちゅうことになるがやき。
どればあ年をとったち、いつまでも身体と頭を、しっかりと使い続けて、動き続けて、錆びつかんように、腐らんようにしたいもんながぜよ!