元々飲食業界に長年携わられ、日本酒の伝道師として活躍して来られた岡村芳真さんは、ワシの大学の大先輩やって、これまでもいろいろお世話になっちゅうがよ。
そんな岡村さんから、今は「おくにブランドジャパン株式会社」の取締役として活動されゆうっちゅうことで、是非その会社が経営しゆう「酒BAR」にて「司牡丹の会」を開催したいっちゅうて依頼があり、開催に至ったっちゅう流れながやき。
さて、ワシゃあ西武所沢店さんに14時半ばあにうかごうて地下1階に入り、しばしウロウロ「酒BAR」を探し歩いてしもうたがよ。
西武百貨店さんの酒売場の奥に、「にっぽん旬彩亭 酒BAR」はあったがやき。

久々にお会いする岡村さんにご挨拶し、初めてお会いする土井社長さんと、名刺交換さいてもうたがよ。
お店は、カウンター席8席とテーブル席2席のみで10名で満席っちゅう小ぢんまりしたBarながやき。
ほんで「司牡丹の会」の告知看板にゃあ、第1部15時〜17時、第2部17時半〜19時半で、既に満席、会費は4950円(税込)で日本酒6種とお食事付きっちゅうて記載されちょって、二部ともにシュッと満席になり、キャンセル待ちが何人も出たっちゅうき、まっこと有り難いことながよ。

お店は、こちらの「酒BAR」だっけかと思いよったら、全国の珍味らあの食品も販売されよって、けんど西武百貨店さんの酒売場や酒肴売場らあと連なっちゅうもんやき、どっからどこまでがこちらのお店の売場かは、なかなか分かりにくいがやき。



ちなみに西武百貨店さんの酒売場にゃあ、司牡丹商品が5アイテム(「美彩司牡丹(純米大吟醸酒)」「司牡丹・百花王(純米吟醸酒)」「司牡丹・蒼々(純米吟醸酒)」「司牡丹・CEL24(純米吟醸酒)」「豊麗司牡丹(純米酒)」)、しっかり置かれちょったがよ。

まっこと、ありがとうございます!
さて、今回の「司牡丹の会」にゃあ、ご覧の酒リストの通り6アイテム(+隠し酒)が出されるがやき。
●「華麗司牡丹」(純米大吟醸酒)
●「司牡丹・土佐麗」(純米吟醸酒)
●「司牡丹・生鮮酒<夏>零下貯蔵生酒」(純米生酒)
●「自由は土佐の山間より」(超辛口・純米酒)
●「司牡丹・二割の麹が八割の味を決める」(純米酒)
●「生酛純米かまわぬ」(永田農法・生酛仕込純米酒)
また、お料理メニューを見せてもうたら、Barやき乾きもんしかないかと思うちょったら、以下の通り予想以上にしっかりした料理内容やったがよ。

●前菜(水茄子の浅漬け、柚子クリームチーズのカナッペ、揚げ蒲鉾 新生姜の佃煮添え)
●鰹のタタキ
●夏野菜のマリネ
●炙り焼き鶏&ツルムラサキのお浸し
●おろし素麺(オクラ、とさかのり添え)




さて、ぼちぼちお客様がお越しになりだいて、開会時間の15時前にゃあ10席全てが埋まったがやき。
まずは岡村さんと土井社長さんから、開会のご挨拶があり、ワシが紹介され、皆さんから拍手をいただいたがよ。
ほんで、ワシから簡単なご挨拶をさいてもうて、乾杯酒の「華麗司牡丹」(純米大吟醸酒)について、「名前のとおり、まさに華やかで麗しい酒や!」っちゅうて紹介さいてもうて、このお酒にてみんなあで乾杯したがやき。
アチコチから、「おいし〜い!」「フルーティー!」「サスガ司牡丹!」「まさに華麗!」っちゅう声が、次々にあがったがよ。

「前菜(3種)」も出され、続いては「司牡丹・土佐麗」(純米吟醸酒)の登場ながやき。
こちらのお酒は、早生の高知県産酒造好適米「土佐麗」を使うた純米吟醸酒で、その味わいを一言で言うたら「流麗」やっちゅうて紹介さいてもうたがよ。
こちらのお酒も皆さんに大好評で、「このお酒も美味しい!」「確かに流れるように麗しい!」っちゅうような声が、聞こえてきたがやき。
お次は、夏限定の「司牡丹・生鮮酒<夏>零下貯蔵生酒」(純米生酒)の登場ながよ。
こちらのお酒は、「日本酒にも生鮮があった!」をコンセプトに、夏限定で出荷されゆう季節商品で、高知県内流通が中心やき、あんまり県外にゃあ流通してない商品やっちゅうて紹介さいてもうたがやき。
また、このあたりで「鰹のタタキ」が登場したき、「この夏の生酒と交互にやりゃあ、まさに最強タッグ!」っちゅうて紹介さいてもうたがよ。
お客様も、「確かに最強タッグ!」「杯も箸も止まらんなる!」っちゅうて、大盛り上がりやったがやき。
続いては、「自由は土佐の山間より」(超辛口・特別純米酒)が登場。
お客様の中にゃあ、「船中八策」の大ファンで、このお酒を期待されちゅう方もおられたけんど、実は「自由は土佐」は、「船中」と同スペックのタンク違いで、主に高知県内がメインやき、あんまり県外に出ん商品やっちゅうて説明さいてもうたがよ。
ほんじゃき、このお酒も、「船中」同様に「鰹のタタキ」とバッチリやっちゅうて紹介さいてもうたら、早速残っちゅう「鰹のタタキ」と合わせて、皆さんご堪能していただいたがやき。
皆さんからは、「コレコレ!」「やっぱし美味しい!」っちゅう声が、次々にあがったがよ。
お次は、「夏野菜のマリネ」が登場し、お酒の方は「二割の麹が八割の味を決める」(純米酒)を出さいてもうたがやき。
こちらのお酒は、司牡丹の杜氏のポリシーをそのまんま酒名にした、杜氏イチオシの新時代の食中酒で、バナナ様の香りの高知酵母を使うちゅうっちゅうて、ワシから紹介さいてもうたがよ。
こちらのお酒も、皆さんに大好評で、「こりゃあ旨い!」「ワタシ、これ大好き!」っちゅう声が聞こえてきたがやき。
このあたりでお客様も皆さん結構な酔っぱらいになっちょって、いろんな質問が出たりして、大盛り上がりになったがよ。
続いては、「生酛純米かまわぬ」(永田農法・生酛仕込純米酒)が登場。
お料理も、「炙り焼き鶏&ツルムラサキのお浸し」が登場したがやき。

ワシから、「かまわぬ」っちゅうネーミングの由来や、生酛についてや、さらに永田農法についての解説らあをさいてもうたがよ。

皆さんこぢゃんと真剣に聞いてくださり、その上でシッカリ堪能してくださったがやき。
「確かに生酛としちゃあかなり飲みやすい!」「炙り焼き鶏にバッチリ!」っちゅうような感想が聞こえてきたがよ。
ほんで、ここでサプライズの隠し酒の登場ながやき。
通常隠し酒っちゅうたら、希少商品や大吟醸らあが出されたりするけんど、このお酒は、高知県内じゃあ飲食店らあで普通に出されゆう大定番の本醸造やっちゅうて、「金凰司牡丹」(本醸造酒)を登場さいたがよ。
また、仁淀川町出身の吉田類さんが、「無人島に持っていきたい一本」に選んだががこのお酒やっちゅうて、ワシから紹介さいてもうたがやき。
皆さんからも、「これが高知じゃあ普通に飲めるがや!」とか、「本醸造やに美味しい!」とかっちゅう、驚きの声があがったがよ。
これにて、全6種類+1種類のお酒が全て登場したき、この後は、これらあ全てのお酒を「湯煎燗酒」にして、順番に提供されたがやき。


ちなみに岡村さんは、「お燗酒名人」としても知られちょって、こちらのお店の会でも、必ず最後はほとんどの商品を燗酒にして出して、燗酒の美味しさを普及さしゆうっちゅうがよ。
皆さん、司牡丹の7種類のお酒の湯煎燗酒を堪能され、その表情の違いらあをシッカリ味おうて、全身満開笑顔になっちょったがやき。
ラストの料理、「おろし素麺」も出されたがよ。

皆さんからの質問らあもドンドン出され、和気あいあいのこぢゃんとえい雰囲気で盛り上がりまくったがやき。
こうしてアッちゅう間に17時になっちょって、第一部はお開きとなったがよ。

皆さんこぢゃんと名残惜しそうに、全身満開笑顔にて帰路につかれたがやき。
ご参加いただきました皆さん、まっことありがとうございましたぜよ!
ここで30分ばあの休憩をはさんで、17時半からは第二部がスタートしたがよ。
第二部も、10名満席にてのスタートで、ワシゃあ既に第一部で結構飲んじゅうもんやき、いきなりのハイテンションでスタートしたがやき。

第二部も、内容としちゃあ第一部とおんなじやき、ここじゃあ詳しい紹介は省かいていただきますけんど、ワシのテンションが最初から高過ぎたかしらん、スタート時点じゃあ第二部のお客様は第一部よりかちくとおとなしい感じのスタートやったがよ。



それが、司牡丹のお酒とお料理が次々に登場し、ワシの解説&共に酌み交わしまくりによって、ドンドン盛り上がっていったがやき。
全商品が出されて、燗酒が次々に出されるあたりになったら、第一部を超えるばあのハイテンションで、大盛り上がりに盛り上がりまくったがよ。
皆さんからも、「まさか司牡丹の社長さんと飲めるとは!」とか、「やっぱ司牡丹はどれを飲んだち美味しい!」っちゅうて、大悦びの声が次々にあがり、まっこと蔵元冥利に尽きるがやき。

ワシも皆さんと一緒になって酌み交わしまくり、こぢゃんと盛り上がりまくらいてもうたがよ。
こうしてアッちゅう間に閉会時間の19時半になっちょって、お開きとさいていただいたがやき。
第一部、第二部ともに、早い段階からご予約いただき、ご参加いただきました皆さん、まっことありがとうございました!
感謝感謝ながぜよ!
さてその後は、岡村さんに連れられて、ご近所の老舗居酒屋「百味」さんにて、打ち上げ懇親会やったがよ。

まずは生ビールにて乾杯の練習をして、いろんなおつまみをいただいたがやき。
岡村さんは、「ジャガバター」と「イカの塩辛」を注文し、「イカの塩辛乗せジャガバタ」を作っていただきよって、ワシもいただかいてもうたら、これがまっこと絶品やったがよ。

「イカの塩辛」を「鰹の酒盗」に変えても、こりゃあイケそうながやき。
そっから後も、「牛スジ煮込み」や「焼き鶏」らあを注文し、ぼちぼち日本酒にしょうかと思いよった頃、お店の後片付けを終えた土井社長さんとスタッフの方々が来店され、まずは生ビールにて乾杯の練習をしたがよ。


ほんで、お店の日本酒を注文さいてもうて、みんなあで正式な乾杯をしたがやけんど……これがワシにとっちゃあ甘すぎて、お酒も料理も進まんなってしもうたがやき。
ほんじゃき、グラスにこのお酒を注いで、そこに大量の氷を加えるっちゅう、日本酒ロックにして、何とかいただくことができたがよ。
そっから後も、岡村さんと土井さんとスタッフの方々らあと、飲んで食べて語り合うて飲んで食べて語り合うて、大盛り上がりに盛り上がったがやき。
岡村さん、土井さん、そして「にっぽん旬彩亭 酒BAR」のスタッフの皆さん、素晴らしい「司牡丹の会」を開催していただき、まっことありがとうございましたぜよ!
土佐の高知の日本酒蔵元「司牡丹」の公式ホームページは、こちらをクリック!
司牡丹酒造株式会社