「常に、ただ今日やるべきことだっけに働く習慣を作るががえいがよ。明日はひとりでにやって来るがやき。ほんで、それとともに新しい明日の『生きる力』もまた来るがぜよ。」(カール・ヒルティ)
スイスの下院議員を務め、法学者・文筆家としても知られちゅう、日本じゃあ「幸福論」や「眠られぬ夜のために」の著者として有名な、カール・ヒルティ(1833〜1909)さんの言の葉ながよ。
過ぎ去った過去をクヨクヨ悔やんだり、まだ来ん未来をアレコレ心配したりして、ただ今やるべきことに集中できんなってしまうっちゅうような人が、意外に少のうないがやき。
実はこりゃあまったく、自らこぢゃんと損をする方向、不幸を招くような方向に向かいゆうとしかいえんような行為ながよ。
かのヒルティさんの言の葉のとおり、過去も未来も頭ん中からとりあえず叩き出して、常にただ今日やるべきことだっけに集中し、それに全力投球して働く習慣を作るべきやっちゅうことながやき。
それをやり切って1日を終えてグッスリ眠りゃあ、目が覚めたら明日はひとりでにやって来ちゅうがよ。
ほんで、それとともに新しい明日の「生きる力」もまた、やって来るもんながやき。
逆をいやあ、過去を悔やんだり未来を心配したりしゆうような人は、この新しい明日の「生きる力」を、生み出していくことができんっちゅうことながよ。
そんな自ら不幸を招くような方向に向こうて進みとうないがやったら、とにかく過去も未来も頭ん中から追い出して、今日やるべきことに全力を尽くすべきやっちゅうことながぜよ。