「生きる喜びは、自分でよう考え、自分で苦労して経験することからしか、生まれんがぜよ。」(カール・ヒルティ)
スイスの下院議員を務め、法学者・文筆家としても知られちゅう、日本じゃあ「幸福論」や「眠られぬ夜のために」の著者として有名な、カール・ヒルティ(1833〜1909)さんの言の葉ながやき。
こりゃあ、たとえば山登りを例に挙げりゃあ、こぢゃんと分かりやすいがよ。
車やロープウェイらあを使うて山登りして、頂上にたどり着いたとしたち、そりゃあやっぱし感動は少ないがやき。
やっぱし山登りは、シンドイかもしれんけんど自分の足を使うて苦労して登り、やっとのことで頂上にたどり着いたときに眺めるテッペンからの景色の方が、そりゃあ何倍も大きな感動を味わうことができるがよ。
ほんで、実は人生におけるすべてのこたぁ、この山登りとおんなじながやき。
自分の頭でよう考えて、自分で苦労して経験したことからしか、人生における真の喜びっちゅうもんは、生まれるこたぁないっちゅうことながぜよ!