令和元年の大会以来、コロナ禍により3年間中止となっちょった「土佐はし拳全日本選手権大会」(通称:はし拳大会)は、昨年4年ぶりに開催されたがやけんど、46チーム138名っちゅう過去最低人数での開催となってしもうたがやき。(※掲載画像は、昨年の「はし拳大会」の画像。)
ほんで今年も、10月4日(金)<13時〜「ザ クラウンパレス新阪急高知」>に「第56回土佐はし拳全日本選手権大会」が開催されるがやけんど、現状は30チームばあしか集まってないっちゅう危機的な状況となっちゅうきに、何とぞたくさんの方々にご参加いただきとうて、今回ご案内さいていただきゆうがよ。
参加料は1名様3000円(土佐酒300mlとチクワ付き・追加のお酒やビールやおつまみ等の販売もあり)、1チーム3名での申し込みのみの受付で、対戦トーナメントの組み合わせ表らあを作らにゃあいかんもんやき、申し込み締め切り日はホンマは令和6年9月2日(月)やったがやけんど、9月9日(月)17時までに締め切りを延長さいていただきますきに、何とぞ宜しゅうお願いしたいがやき。
このまんまじゃあ、土佐の高知の無形文化遺産とも言うべき伝統の「土佐はし拳」が、絶滅危惧種になってしまうかもしれんがぜよ!
個人戦で3勝(不戦勝除く)すりゃあ段位が認定されるし、上位入賞者や上位入賞チームにゃあ、優勝旗や優勝カップや賞状らあが授与され、副賞として土佐酒がドカンとプレゼントされるきに、是非ともたくさんの方々にご参加いただきたいがよ。
ちなみに、副賞の土佐酒は、昨年までは優勝(団体・個人)は土佐酒(レギュラー商品)1升36本、2位(団体・個人)18本、3位(団体・個人)6本、4位(団体・個人)3本っちゅう感じやったがやけんど、今年からは「量より質」に変更し、優勝(団体・個人)は「大吟醸酒」(720ml)18本、2位(団体・個人)は「吟醸酒・純米酒」(720ml)18本、3位(団体・個人)は「吟醸酒・純米酒」(720ml)6本、4位は(団体・個人)「吟醸酒・純米酒」(720ml)3本っちゅう感じやき、こりゃあ土佐酒ファンにとっちゃあ、まっことタマランはずながやき!
「はし拳」のやり方を知らんっちゅう方は、是非とも知っちゅう方らあに習うてお申し込みいただき(現場でも教えますぜよ!)、また知っちゅう方らあが知り合いにおったら、是非ともご参加をうながしていただきたいがよ。
ちなみに「土佐はし拳」たぁ、土佐の宴席でのお座敷遊びのひとつで、対戦者2名が向かい合うて座り、朱塗りの箸を3本ずつ後ろに隠し持ち、相手に見えんように何本か持って出し合うて、互いの箸の合計を当て合う(言える本数は奇数のみ)っちゅうゲームながやき。
ほんで負けた方が土佐酒が注がれた杯を飲み干すがやけんど、通常土佐の宴席じゃあ、宴会の後半に「はし拳」は始まるき、みんなあ既にかなり酔うてからやるもんやき、負けた方が飲むがが罰杯になるっちゅうことながよ。
そのお陰で、土佐の宴席は酒が出るピークの山が2回あるっちゅうて言われるがやき。
「はし拳」以外の他の土佐のお座敷遊びにゃあ、コマを回す「可杯(べくはい)」や、杯をめくる「菊の花」らあがあり、これらあも面白いこたぁ間違いないがやけんど、勝敗は完全に運まかせやき、奥が深いわけやないきに競技としちゃあ成り立たんがよ。
一方「はし拳」は、段位が認定されるばあやき、回数を重ねりゃあ重ねるばあ、奥が深いことが分かり、その面白さにハマり込んでいく人が現れるっちゅう点が、他のお座敷遊びとの一番の違いながやき。
そんな「はし拳」は、歴史的にも古うて、江戸時代中期から後期頃に宿毛から始まったとされちょって、明治時代後期にゃあ高知県全域に広まったといわれちゅうがよ。
昭和38年にゃあ「日本はし拳協会」(会長には高知県酒造組合連合会会長が就任)が設立され、同年10月1日の「日本酒の日」に「第1回・土佐はし拳全日本選手権大会」が開催され、現在は10月1日近辺の日程にて高知県酒造組合と(株)高知新聞社のダブル主催となり、基本的にゃあ毎年開催されゆうがやき。
ただし、昭和46年(台風)、昭和63年(天皇陛下容態悪化)、平成10年(豪雨)の3回と、令和2〜4年(コロナ禍)の3回が中止やったき、今年の「土佐はし拳全日本選手権大会」は、第56回となるがよ。
毎年同大会後にゃあ「段位審議会」が開催されよって、選手権大会参加者の段位が認定されるがやき。
有段者は、「拳士」(初段〜4段)、「大拳士」(5段〜7段)、「名人」(8段〜10段)と続き、最高位に位置する称号が「拳聖(けんせい)」となっちょって、「拳聖」はこれまでの歴史上に5名しかおらいで、既に初代から三代までは鬼籍に入られちゅうき、現在は坂本好子拳聖(四代)と中村隆之拳聖(五代)の2名しかおらんがよ。
現在「日本はし拳協会」の認定する有段者は、2300名ばあで、2名の「拳聖」はその頂点に君臨することになるがやき。
さすがに「拳聖」を目指すがは普通の人にゃあ無理やろうけんど、初めての人やち3勝すりゃあ初段がもらえるし、運で勝ち進むことやちあり得るし、個人戦や団体戦で上位に入りゃあ段位以外にも賞状やら表彰楯やら、副賞として土佐酒もドカンとプレゼントされるがよ。
ちゅうことで、以下の募集要項をご覧いただいた上で、是非是非たくさんの皆さんにお申し込みいただきたいがぜよ!
【第56回土佐はし拳全日本選手権大会・募集要項】
<開催日時>令和6年10月4日(金) 受付開始:12時 開会式:13時 競技開始:13時半 終了予定:17時半頃の予定
<開催場所> ザ クラウンパレス新阪急高知(高知市本町4-2-50 TEL:088-873-1111)
<参加資格>20歳以上一般男女(※運転者などお酒が飲めない方は不可。)
<応募規定>チーム単位で、1チーム3名とする。
・選手は、他のチームと重複しての参加は認めない。
・1チームを単位として、ハガキ、ファックス、メール等に、チーム名・選手名(先鋒・中堅・大将)、並びに代表者の連絡先(氏名・住所・並びに電話番号)を正確にご記入の上、お申し込みください。
・「はし拳有段者」は、その段位を各氏名に続けて記載してください。
<申込先>高知市廿代町15-1 高知県酒造組合内 土佐はし拳大会 係
TEL:088-823-3558(お問合先)
FAX:088-823-3559
E-mail:sakagura@io.ocn.ne.jp
<申込締切>令和6年9月10日(月)17時までに必着
<参加料>1名様3000円(土佐酒300mlとチクワ付き) 大会当日受付にて。
※申込は必ず3名1組にてお願いします。
※会場内への飲食物の持ち込みはご遠慮ください。
※会場にて土佐酒、ビール、おつまみの販売があります。
※お弁当(2500円)を希望される場合は予約制ですので、お申込の際に必要数を併せて記載してください。
<競技規定>本拳とする(打ち込み3、受け手1、5のみ)。はしは、後ろから出すこと。
・競技方法:団体戦はチーム単位によるトーナメント戦により、勝者を決定する。個人戦は参加者全員によるトーナメント戦により、勝者を決定する。但し、欠場者のある場合は、その対戦者は不戦勝とする。
・来賓特別戦は、来賓御臨席者をもって、適宜行う。
・観光客等には別途土俵により競技(はし拳の講習・説明等)を適宜行う。
・日本はし拳協会の段位認定戦については、本大会を決定戦と認め、同段位審議会がこれに当たる。
・個人戦3勝(ただし不戦勝は除く)以上の方は、「はし拳段位」初段の認定資格を有します。段位授与をご希望の方は、日本はし拳協会/受付までお申し込みください。
<主催>高知県酒造組合 株式会社高知新聞社
<後援団体>日本はし拳協会、高知県、高知市、高知県議会、高知市議会、高知県観光コンベンション協会、高知市観光協会、高知商工会議所、NHK高知放送局、RKC高知放送、KUTVテレビ高知、KSS高知さんさんテレビ
<協賛団体>四国卸酒販組合、高知県小売酒販組合連合会
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司牡丹酒造株式会社