「下の人にしたがうことを知らん人は、えい指導者になりえんぜよ。」(アリストテレス)
プラトンの弟子で、ソクラテス、プラトンとともに、西洋最大の哲学者の一人とされ、科学的な探求全般を指した当時の哲学を、倫理学、自然科学を始めとした学問として分類し、それらあの体系を築いた業績から「万学の祖」とも呼ばれる、古代ギリシアの哲学者アリストテレス(前384年〜前322年)さんの言の葉ながやき。
「えい指導者」っちゅうたら、強いリーダーシップを発揮して組織をグイグイ引っ張っていくっちゅうイメージがあるがよ。
もちろん「えい指導者」にゃあ、そりゃあ必要ながやけんど、それだっけじゃあ足りんがやき。
何が足りんかっちゅうたら、かの「万学の祖」アリストテレスさんは、「下の人にしたがうこと」やっちゅうがよ。
指導者が下の人にしたがうたぁ、どういう意味ながやろうか?
そりゃあ、一般的にゃあ下の人の話や意見をよう聞くっちゅうことやし、また自分が不得意な分野を得意としちゅう部下らあからは、学ばせてもらうっちゅうばあの態度が必要やっちゅうことながやき。
結局、自らを高いところに置こうとすりゃあするばあ、「えい指導者」からは離れていき、自らの腰を低うにすりゃあするばあ、「えい指導者」に近づいていくっちゅうことながぜよ。