「『驚く』『感動する』っちゅうことが、『智』っちゅうもんを愛し求めるもんの原動力になるがよ。『智』を求めること、つまり『哲学』の始まりは、ここにあるがぜよ。」(プラトン)
かのソクラテスさんの弟子にして、かのアリストテレスさんの師に当たり、その思想は西洋哲学の主要な源流やとまで言われる、古代ギリシャの偉大な哲学者、プラトン(紀元前427年〜紀元前347年)さんの言の葉ながやき。
「哲学」っちゅうたら、なかなか一般的にゃあ小難しゅうて取っ付きにくい、そんな学問やっちゅうイメージがあるがよ。
けんど、かのプラトンさんは、「哲学」たぁそんな取っ付きにくいもんやないっちゅうて、喝破するがやき。
たとえば、ちんまい子供にとっちゃあ、周りのあらゆることが初体験だらけやき、それらあに出会うたんびに驚いたり、感動したりしっぱなしになるがよ。
そんな、ちんまい子供にとっちゃあ当たり前の「驚き」や「感動」が、「智」を求める原動力になるっちゅうがやき。
ほんで、「驚き」や「感動」を原動力に、「智」を求めるっちゅう行為が、「哲学」の始まりやっちゅうがよ。
つまり、何歳になったち、ワクワクしたり、ドキドキしたり、 グッときたり、ジーンときたり……ちゅうんをしっかり味わいよったら、 それらあがおまさんの「智」の原動力になり、さらにおまさんならではの「哲学」のベースになるっちゅうことながぜよ。