「飲食、運動、睡眠の時間に、何も考えんと快活な気持ちでおることは、もっとも幸せなことながぜよ。」(フランシス・ベーコン)
イギリスが産業革命を経て世界に君臨した時代の「知」のチャンピオンで、西欧の学問の基礎を築いたと言われるイギリス近世の哲学者・神学者・法律家の、フランシス・ベーコン(1561〜1626)さんの言の葉ながやき。
かの「知」の巨人フランシス・ベーコンさんやったら、もっとも幸せなこたぁ「世の中の様々な問題について考え抜いて解決策を見いだしたとき」……とかっちゅうて答えるかと思うたら、まったく真逆の答えやって、ちくとビックリやったがよ。
けんど、よう考えてみりゃあ、確かにおっしゃるとおりながやき。
美味しいもんを食べて美味しいお酒を飲んで、適度に運動をして快適な気分になって、心地えい眠りにつくこたぁ、実は健康で幸せな生活を送るための基本中の基本ながよ。
ところが、そんな大切な「飲食」「運動」「睡眠」を削ってまで無理に仕事をしたり、あるいは「飲食」「運動」「睡眠」の時にやち頭ん中じゃあ仕事のことばっかし考えたりしよったら、健康で幸せな生活を送るこたぁ難しゅうなってしまうがやき。
つまり、身体的にもたんなって倒れてしもうたり、あるいは精神的に病んでしもうておかしゅうなったりしてしまいかねんっちゅうことながよ。
ほんじゃきかのフランシス・ベーコンさんでさえ、飲食、運動、睡眠の時間にゃあ、何も考えんと快活な気持ちでおることが、もっとも幸せなことやっちゅうて断言しちゅうがやき。
そんな、健康で幸せな生活を送るための基本中の基本がしっかりできちゅうきにこそ、仕事のときにゃあ全身全霊をかたむけて全精力を注ぎ込むことができ、結果としてより大きな仕事を成し遂げることができるっちゅうことながぜよ!