2024年09月23日

幸せの言の葉<1860>

「『ワシは不幸じゃ』っちゅうて考えることばあ、その身を不幸にするもんはないぜよ。」(セネカ)


ユリウス=クラウディウス朝時代のローマ帝国の政治家・哲学者・詩人、ルキウス・アンナエウス・セネカ(紀元前1年頃〜65年)さんの言の葉ながやき。


長い人生においちゃあ、誰にやち不幸な出来事は必ずおとずれるもんながよ。


ほいたら、その身をもっとも不幸にする最大の不幸はどんな不幸かっちゅうたら、かのセネカさんは、「ワシは不幸じゃ」と考えることやっちゅうて喝破するがやき。


つまり、人生において現実にどればあ数多くの不幸に見舞われたとしたち、「ワシゃあ不幸じゃ」っちゅうて自分で思い込んでしまうことさえなけりゃあ、少のうたち不幸のドン底に堕ちるこたぁのうて、人生全体として幸福に持っていくこともできるっちゅうことながよ。


逆に、人生においてたった1度の不幸な出来事に見舞われた人が、「ワシゃあ不幸じゃ」と思い込んでしもうたら、そんな思いがますます不幸を引き寄せて、現実にドンドン不幸になっていってしもうて、もはや這い上がれんなってしもうたりするがやき。


ほんじゃき、不幸な出来事が起こったら、この不幸を経験することで、ワシゃあ一回り大きゅう成長することができるがやき、そりゃあつまり自分の人生にとっちゃあ実は幸福な出来事ながやっちゅうふうに考えて、決して「ワシゃあ不幸じゃ」たぁ考えんことが、実は人生においちゃあもっとも大事なことながよ。


それこそが、その身をもっとも不幸にする人生最大の不幸を遠ざける、唯一のすべながぜよ!



Posted by tsukasabotan at 09:00│Comments(0)