「性格は一生変えれんがよ。怠け者は怠け者、臆病は臆病。けんど、考え方は変えれるがやき。考え方を変えるがよ。」(トーベ・ヤンソン)
「ムーミン」シリーズの作者として世界的に有名な、スウェーデン系フィンランド人の画家、小説家、ファンタジー作家、児童文学作家、トーベ・ヤンソン(1914〜2001)さんの言の葉ながやき。
誰やち、自分の性格の中で嫌な部分を持っちょって、そんな性格を変えたいと切望しちゅうもんながよ。
けんど、かの「ムーミン」の作者として世界的に有名なトーベ・ヤンソンさんは、性格は一生変えれんっちゅうて断言しちゅうがやき。
ほいたら、どういたち嫌な性格を持っちょったち、その性格を変えるこたぁあきらめるしかないっちゅうことながやろうか?
そうやのうて、考え方を変えりゃあえいがやっちゅうて、ヤンソンさんは語るがよ。
たとえば、こぢゃんと短気な性格が嫌で、そんな性格を変えたいと思うたち、そりゃあ変えれんけんど、考え方を変えりゃあ、短気やっちゅう短所は、裏返しゃあ反応が鋭いとか、頭の回転が速いとかっちゅう長所にもつながっちゅうがやき。
どればあ欠点に見えるような短所やち、裏返しゃあ長所につながるっちゅうことながよ。
つまり、嫌な性格っちゅう短所を見る際の考え方を変えて、裏返して見りゃあえいっちゅうことながやき。
おまさんの性格や短所らあて、実は他人は誰っちゃああんまり気にしちゃあせんがやき、性格や短所を無理に変える必要らあのうて、裏返してみるっちゅう考え方で、長い目で性格や短所を見つめるっちゅうことが大事ながやき。
ほいたらおまさんが嫌な性格やと思うちょった短所は、いつの間にか長所に裏返ってしもうて、性格らあて何ちゃあ気にならんなるっちゅうことながぜよ。