「すぐキレるがは、自分の気持ちを表現する適切な言葉を知らんきにながよ。たくさんの本を読んで言葉を知りゃあ、ストレスは溜まらんがやき。」(美輪明宏)
長崎市出身のシャンソン歌手で、俳優や演出家でもある、美輪明宏(1935〜)さんの言の葉ながやき。
人間誰やち、嫌なことを言われたりされたりすりゃあ、そりゃあムカつくもんながよ。
けんど、そこでキレてしもうて、我を忘れて大声で怒りをあらわにしたりしてしもうちゃあ、自分の品格が疑われることになるし、人間関係が悪化してしまうことにもつながるし、自分にとって何ちゃあえいことらあないがやき。
ほんじゃき、ムカついた時にゃあ、この美輪明宏さんの言の葉を思い出しゃあえいがよ。
「すぐキレるがは、自分の気持ちを表現する適切な言葉を知らんきにながよ。」……ちゅうて思い出いたら、そのムカついた気持ちを表現する適切な言葉を、じっくり考えてみりゃあえいがやき。
そうすりゃあ、自分の気持ちを客観的に眺めることになり、表現を考えゆううちに、いつの間にか怒りの感情もおさまってくるもんながよ。
もしそん時に、自分の気持ちを表現する適切な言葉が全く思い浮かばんがやったら、自分にゃあ読書が足らん、まだまだ言葉を知らんっちゅうて反省して、今後の読書に励んだらえいっちゅうことながやき。
いずれにしたち、タイミングを逸して、 キレるっちゅう失態を犯すこたぁないなるがぜよ。