2025年03月21日

NEC芝倶楽部で打ち合わせ&「横山町新風会」第390回ぜよ!

3月18日(火)は東京に飛んで、まずは14時に田町の「NEC芝倶楽部」さんにうかごうて、打ち合わせをしたがやき。
写真1  芝倶楽部入口













司牡丹の会や様々な日本酒会常連の萩原さんは、NECさんに勤務されゆうがやけんど、そのNECさんの飲食施設のひとつ「NEC芝倶楽部」さんにて、酒蔵を招いての日本酒会を開催したりしゆうらしゅうて、こちらにての司牡丹の会の開催を提案してくださったがよ。
写真2  芝倶楽部会場














ちゅうことで、ワシの東京出張に合わいて、その打ち合わせをセッティングさいてもうたっちゅう流れながやき。


「NEC芝倶楽部」さんは、入り口にゃあ看板も何も出てないき分かりにくいっちゅうことで、14時にゃあ萩原さんが入り口前にて待ちよってくださったがよ。


施設内に入り、株式会社NECライベックス・三田ハウス芝倶楽部の太田マネージャーさんと、同社リテイル事業部シニアエキスパートの高沢さん(ソムリエ・中小企業診断士)をご紹介いただき、 萩原さんは仕事に戻られたがやき。


萩原さん、わざわざありがとうございます。


さて、太田さんと高沢さんに、これまで開催してこられたイベントについてや日本酒会らあについて、いろいろご説明いただいたがよ。


ほんで、日程等についちゃあ、あらためて候補日らあをメールしていただいて決定することになったがやき。


その後は、施設内をいろいろご案内いただいたがよ。


こちらじゃあ、日本酒飲み放題のフェアらあを開催しゆうようで、さらに「春の恵みフェア」らあも開催中やっちゅうことやったがやき。
写真3  日本酒飲み放題写真4  春の恵みフェア
















「NEC芝倶楽部」さんは、NEC社員向けの福利厚生施設じゃああるけんど、一般の方らあも利用可能やっちゅうき、こりゃあなかなか素晴らしい穴場やっちゅうことながよ!


この後はさらに、NECさんの本社もご案内いただいたがやき。


本社の中にもアチコチにフリースペースがあって、しっかりお酒も販売されよって、しかも社内でサクッと飲み会もできるっちゅうき、こりゃまっこと何ちゅう素晴らしい会社やろかと、ちくとビックリしたがよ。
写真5  本社酒販売写真6  酒販売特設















「アペロしない?」っちゅうポスターも掲示されちょって、まっことお酒に対してこぢゃんと理解がある会社やと、感激したがやき!


ちなみに「アペロ」たぁ、フランス生まれのサク飲み文化のことで、日本語で言うたら「ちょい飲み」っちゅうことらしいがよ。
写真7  アペロ












また、こちらの本社にても、日本酒やワインやビール等々のセミナーや試飲会や販売会らあが、毎月のように開催されゆうっちゅうき、 こりゃあスゴいことながやき。


太田さん、高沢さん、いろいろご案内いただき、まっことありがとうございました。


「NEC芝倶楽部」さんにての司牡丹の会、何とぞ宜しゅうお願い申し上げますぜよ!


さてその晩は、「横山町新風会」第390回が有楽町の「酒蔵レストラン 宝」にて開催され、日本名門酒会本部・株式会社岡永さんの飯田社長さんからの依頼で、ワシゃあこちらの会にお招きいただいたがよ。


飯田社長さんは、「横山町新風会」の会員で、今回はご自身が当番幹事やっちゅうことで、ワシに依頼があったがやき。


その依頼内容は、まず20分ばあのミニ講演で、テーマは「土佐の宴会文化について」、「NPO法人土佐伝統お座敷文化を守る会について」、「伝統を繋げるために実践しゆうこと」らあについて、話していただきたいっちゅうことやったがよ。


さらに、宴会は司牡丹のお酒と土佐料理のペアリングっちゅう「司牡丹を楽しむ会」で、途中にゃあ「土佐のお座敷遊び」の「可杯(べくはい)」遊びをご紹介し、さらに盛り上がりゃあ「菊の花」や「はし拳」らあもご紹介するっちゅう、そんな内容ながやき。


さて、17時前ばあにゃあワシゃあ「宝」さんに到着し、飯田社長さんとちくと打ち合わせをさいてもうたがよ。
写真8  宝













ミニ講演の資料らあも配らいてもうて、「可杯」「菊の花」「はし拳」らあの準備も万端ながやき。
写真9  土佐のお座敷遊び準備














開会時間の18時前にゃあ、19名の参加者の皆さんが揃われ、まずは開会のご挨拶があり、お次は飯田社長さんから簡単にワシのご紹介があったがよ。
2025.3.21写真10  開会写真11  飯田社長が竹村紹介












ほんで、まずは「先付」の「田舎寿司(茗荷甘酢漬け、椎茸、筍)」と、乾杯酒の「司牡丹・槽掛け雫酒」(純米大吟醸原酒)が配られ、飯田社長さんのご発声にて、声高らかに乾杯したがやき。


皆さんからは即座に、「これは美味しいっ!」、「メチャクチャフルーティー!」っちゅう絶賛の声がアチコチから上がったがよ。


ほんで、この乾杯酒と「先付」をお楽しみいただきもって、ワシのミニ講演をお聴きいただいたがやき。
写真12  雫酒とつきだし












まずはワシから、高知県酒造組合理事長の立場として、皆さんに配らいてもうちゅう資料の、「㊗️伝統的酒造り ユネスコ無形文化遺産登録!㊗️土佐酒 世界で受賞ラッシュ!」っちゅう「号外チラシ」について、説明さいてもうたがよ。


日本の「伝統的酒造り」がユネスコの無形文化遺産に登録されたっちゅうこたぁ、まっこと目出度いことやしこぢゃんと嬉しいことやけんど、それだっけじゃあ「酒の売り」にゃあつながらん、つまり「伝統的酒造り」は守れんなるっちゅうことながやき。


ほんじゃき、高知県酒造組合じゃあ、「土佐酒 世界で受賞ラッシュ!」っちゅうネタと重ねて「号外」チラシを作成し、12月6日にゃあ「振る舞い酒」を実施して、この「号外」チラシも配りまくったがよ。


ちなみに今も、今回のようにアチコチで配りまくってPRしまくりゆうがやき。


続いては、土佐の宴会文化についての話題ながよ。


土佐の高知は、春夏秋冬・山川海の幸が日本一といえるばあ豊かやし、さらにそんな食を引き立てる日本一レベルの高い辛口の土佐酒文化も存在しちゅうがやき。


ほんで、何でもシェア・共有しまくる、伝統的おもてなし「なかま」文化も育まれちょって、伝統的お座敷遊び文化も存在しちょって、世界一宴が楽しい地やと言われゆうがよ。


ところが、効率至上主義の現代じゃあ、これらあの文化は衰退の一途をたどりよって、さらにそこに長期にわたったコロナ禍が拍車をかけ、絶滅が危惧されちゅうがやき。


けんど、これらあの土佐の伝統的な「食」「酒」「人」「宴」っちゅう文化を、現代にマッチする形で磨き上げ、さらにそれらあをしっかり融合させることができりゃあ、他のどこっちゃあにない最強のウリになるはずながよ!


それを実現させるために、高知県内の経済人らあも巻き込んで、NPO法人「土佐伝統お座敷文化を守る会」を設立し、ワシが理事長に就任さいてもうたがやき。


当NPO法人のミッション(使命)は、「土佐伝統お座敷文化の力で、飲める者も飲めない者もみんな『なかま』になれる、宴のユートピアを土佐の高知に実現する」ながよ。


ほんで、このミッションを実現させるために、まず最初に取り組んだ事業が、土佐の高知の飲酒モラルを向上させる活動、「土佐人の飲酒美学【宴中八策】」の署名配布による普及活動ながやき。


ちゅうことで、「宴中八策」ミニ冊子をご紹介し、こちらを希望される方々は、後ほどお名前だっけでOKやき、ご署名いただきたいっちゅうてお願いさいてもうたがよ。


最後に、1月17日の高知新聞「小社会」の記事をご紹介さいてもうたがやき。


こちらにゃあ、元防衛大学校長の五百旗頭真さんのお話が紹介されちゅうがよ。


五百旗頭さんは、神戸大の教授やった時に阪神大震災を体験されてから、防災や災害復興の識者として活躍され、被災者らあへの聞き取り調査に入られ(著書「大災害の時代」)、注目したがが「共助」やったっちゅうがやき。


阪神大震災じゃあ6000人超が亡くなったけんど、倒壊家屋から救出された人が3万5千人近うもおったっちゅうがよ。


ほんで、そのうち約8割が近隣住民らあの手で助け出されちょったっちゅうがやき。


その一方で、共助が進まんかった地区も少なからずあったっちゅうがよ。


一言でいうたら地域コミュニティの差になるろうけんど、その差は一体どこで生まれるがかっちゅうたら、五百旗頭さんに問われた西宮市の幹部は、こう答えたっちゅうがやき。


「簡単です。その地区に祭りがあるかどうかです。」


「祭り」も、土佐の伝統的な「宴」も、「酒文化」も……いまや衰退の一途をたどりよって、不要不急のもんやとか、消えゆく古くさい伝統やっちゅうて語られゆうけんど、そんなもんやないっちゅうこと、血の通うたコミュニティがあるかどうかが、生死を分かつ要因にもなるっちゅうことながよ。


皆さんの横山町も下町で、伝統的な祭りらあが残っちゅうろうけんど、是非大切に守り伝えていただきたいっちゅうて、語らいてもうたがやき。


ほんで、そんな伝統を守る伝えて次世代に残すためにゃあ、伝統のまんまじゃあ難しかったら、ちくと現代化したり、ちくと他のもんと融合さいたりすることで、若い方々や他の方々らあも巻き込むことができるっちゅう事例が、NPO法人「土佐伝統お座敷文化を守る会」ながぜよっちゅうて、 締め括らいてもうたがよ。


皆さんから、拍手喝采をいただき、ワシのミニ講演は終了したがやき。


さあ、こっから後は、司牡丹のお酒と土佐料理を堪能していただく、「司牡丹を楽しむ会」のスタートながよ。


次のお料理「椀物」の「ツガニ汁(茄子、ハスイモ)」と、「船中八策・しぼりたて」(超辛口・純米生原酒)が登場したがやき。
写真13  ツガニ汁写真14  船中しぼりたて














皆さん、その相性の良さに、大感激の大絶賛やったがよ。


さらに続いては、「鮮魚・お造り三点」(厚切り鰹の塩タタキ、ヘダイ、石鯛)が登場し、こちらと「船中しぼりたて」との相性にも、皆さん大悦びで、「こりゃあ旨いっ!」っちゅうて、箸も杯も止まらんなって、会話も一気に弾みまくりになったがやき。
写真15  焼物












お次は、「焼物」の「ヘダイ米粉揚げ焼き 酒盗掛け」と、「司牡丹・二割の麹が八割の味を決める」(純米酒)の登場ながよ。


これまた皆さんに大好評で、さらに大盛り上がりに盛り上がっていったがやき。


続いては、「逸品」の「四万十ポークの司牡丹煮込み」と、大定番の「船中八策」(超辛口・純米酒)の登場ながよ。
写真16  逸品2025.3.21写真17  船中八策














ワシから「この料理は、司牡丹の『船中八策』を使うて5時間煮込んだ四万十ポークを使うちゅう!」っちゅうて伝えさいてもうたら、皆さんから拍手が沸き起こり、「こりゃ確かに旨いっ!」っちゅうお誉めの言葉が、アチコチから聞こえてきたがやき。


参加者の皆さんのほとんどは、ワシよりちくと年上の方々やったき、大定番の「船中八策」に、「やっぱし、こういう辛口の日本酒が一番料理に合うし一番旨い!」っちゅう声が、何人かの方々が伝えてくださったがよ。


さらに、「箸休」の「沢庵と胡瓜クリームチーズ 酒盗和え」が出され、こちらと「船中八策」との相性も、「コレコレッ!」っちゅうて大好評やったがやき。
写真18  箸休め












さて、このあたりでボチボチっちゅうことで、「可杯」遊びのスタートながよ。


ワシから、その杯の種類と遊び方らあを説明さいてもうて、みんなあで「べろべろの神様の歌」を手拍子と共に歌うたがやき。
写真19  お座敷遊びタイム写真20  お座敷遊びタイム2












「べろべろの〜神様は〜正直な〜神様よ〜おささの方へとおもむきゃれ〜ソレおもむきゃれ〜……」


まずは「ヒョットコ杯」が当たり、お次は「おささ」(お酒の意味でお酒好きのこと)を「スケベ」に変えて歌うたら、それっぽい方に「天狗杯」が当たり……ちゅう具合に、べろべろの神様が降臨して、大爆笑の大盛り上がりになったがよ。


あまりに盛り上がったもんやき、続いては土佐流ロシアンルーレット「菊の花」遊びも、一回だっけっちゅうことで、ご紹介さいてもうたがやき。


「菊の花〜菊の花〜開けて嬉しい菊の花〜菊の花〜どこにあるのか菊の花〜……」


20枚の杯の7杯目あたりで菊の花が当たり、その方とお手伝いのワシとで、7杯のお酒を2人で飲み干さいてもうて、会場全体はさらにヒートアップで大盛り上がりとなったがよ。
2025.3.21写真21  宴席風景













その後も、せっかくやきっちゅうことで、ちくと「はし拳」遊びも解説さいてもうて、ちくとご紹介&対戦らあもやらいてもうたがやき。


そんな「土佐のお座敷遊び」体験で大盛り上がりの中、メインの「お鍋」料理「龍馬が愛した軍鶏すき鍋」と「金凰司牡丹」(本醸造酒)の燗酒が登場し、さらに飲んで食べて語り合うて飲んで食べて語り合うて、大盛り上がりに盛り上がりまくりになったがよ。
写真22  金凰司牡丹写真23  軍鶏鍋














何人かの方らあから、「やっぱ燗酒が最高!」っちゅう声が聞こえてきたがやき。


そっから後も、さらに盛り上がりまくり語り合いまくり……ワシも皆さんも席を移動しまくりになってワンつくばあ盛り上がったがよ。
2025.3.21写真24  宴席風景22025.3.21写真25  宴席風景3












写真26  宴席風景4












「お食事」の「軍鶏鍋」に「讃岐うどん」も出され、さらに〆の「バニラアイス」と「司牡丹・山柚子搾り」(リキュール)も出され、大盛り上がりのピークを超えた21時ばあにゃあ、中締めのご挨拶があったがやき。
写真27  うどん写真28  バニラアイスと山柚子搾り












2025.3.21写真29  中締め写真30  中締め2













こうして大団円のお開きとなり、皆さん満面全身満開笑顔のちくと千鳥足にて、帰路につかれたがよ。


たくさんの方々から、「メチャクチャ楽しかった!」っちゅうて握手を求められ、まっこと土佐の蔵元冥利に尽きるっちゅうもんながやき。



「横山町新風会」の皆さん、お招きいただき、まっことありがとうございました!


ちなみに皆さんが帰られた後は、ワシと飯田社長さんと2人でちくと残って、お疲れ様の乾杯をして、その後は銀座の隠れ家「ハッピーサルーン」にてカラオケ歌合戦となって、行き抜けてしもうたがはそりゃあ当然ながよ。


ほいたら最後に、皆さんからいただいたアンケートの中から、悦びの声をご紹介さいていただきますぜよ。


●美味しい日本酒に和食、お酒の文化を感じます。


●素晴らしい!Excellent!


●最高でした。


●進行が面白い。


●すごく良かったです!伝統と祭りの重要性、坂本龍馬について、勉強になりました!!


●いつもながら、高知市でお会いした時と同じエンターテイナーを演じていただき、楽しめました。


●日本酒の味わいがいろいろあって楽しめました。













土佐の高知の日本酒蔵元「司牡丹」の公式ホームページは、こちらをクリック!
司牡丹酒造株式会社


Posted by tsukasabotan at 09:19│Comments(0)