「できん、もうこれでえい。やるだっけやった、たぁ言うたらいかん。これでもやり足りん、なんぼやったちやり足りんと思わにゃあ。一心不怠に努力すりゃあ、努力した分ばあ必ずようなるがぜよ。」(大山梅雄)
どんな赤字会社やちすべて2年以内に復配、大幅黒字に立て直し、手がけた再建は実に17社に及び、「再建の魔術師」と呼ばれた、昭和期の実業家で大山グループ総帥、大山梅雄(1910〜1990)さんの言の葉ながよ。
一所懸命に目一杯頑張ったら、ワシらあ凡人はスッと満足感に浸ってしもうて、「やるだけやった」っちゅうて口に出してしまいがちながやき。
けんど、そこで満足してしまうか、もう一頑張りできるかで、命運が分かれてしまうことが少のうないがよ。
後から思い返して、「あぁ……あん時もう一頑張りできちょったら、うまいこといっちょったに!」っちゅうて後悔したち、もはや後の祭りながやき。
ほんじゃき、「もうこれでえい。やるだけやった。」と思うた時にゃあ、せめてもう一歩だっけでも、せめてもう一頑張りだっけでも、進めちょこうっちゅうふうに考えるクセをつけちょきたいもんながよ。
まずはそっからスタートして、それができるようになりゃあ、次にゃあさらにもう一歩、さらにもう一頑張り……ちゅう具合に、チビッとずつ頑張りを増やしていくがやき。
ほんで、それを継続し続けよりよあ、「なんぼやったち足りん!」っちゅう境地に到ることができるがよ。
そこまでやって初めて、一心不怠に努力すりゃあ、努力した分ばあ必ず……「必ず」ようなるっちゅうて断言できるっちゅうことながぜよ。